国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,779円 (休場)
プラチナ 4,999円 (休場)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,347.20ドル (+4.70)
NYプラチナ 922.10ドル (+1.60)

4/26、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,344.20ドル、高値2,364.40ドル、安値2,338.00ドル、終値2,347.20ドル、前日比+4.70(+0.20%)。米商務省より3月の個人消費支出(PCE)が発表。前月比で0.8%増となり、市場予想の0.6%増を上回った。前回は0.8%増だった。個人所得は前月比で0.5%増と市場予想と一致。前回は0.3%増だった。PCE総合価格指数は、前月比で0.3%上昇となり、市場予想の0.4%上昇を下回った。前月は0.3%上昇だった。前年比では2.7%上昇となり、市場予想の2.6%上昇を上回った。前月は2.5%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数は、前月比で0.3%上昇と市場予想の0.4%上昇を下回った。前月は0.3%上昇だった。前年比では2.8%上昇と市場予想の2.7%上昇を上回った。前月は2.8%上昇だった。4月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は、77.2(速報値77.9)と前月の79.4から低下し、市場予想の77.9を下回った。1年先のインフレ期待は3.2%と前月(2.9%)から上昇。5-10年先のインフレ期待は3%から修正はなし。共に昨年11月以来の高水準となった。米個人消費支出(PCE)は堅調に推移していて、早期の利下げを必要とする内容ではなかった。「高金利の維持が予想を超えて続く可能性がある」というパウエル議長の発言を裏付け、利下げ時期が後ずれするとの見方が強まった。金利先物市場では9月の利下げ確率が60%に上昇。年内2回の利下げ確率は50%となっている。このまま経済の回復が続いた場合、2025年に先送りされるとの声も聞かれた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差が縮小したものの、ドルが強含んだ。対ユーロでも逆相関を無視してドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。円相場は日銀の植田総裁の会見後は154円台まで急反発したものの、再び円安基調となり158円44銭まで下落。1990年5月以来約34年ぶりの安値を付けた。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要、ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移している。