金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:10月30日(金)
10/29、ニューヨーク市場の金は続落。始値4,081.40ドル、高値4,081.70ドル、安値4,016.30ドル、終値4,031.40ドル、前日比-20.20(-0.50%)。**【米経済指標 第3四半期GDP加速とインフレの根強さに海外メディア注目】**米商務省が本日発表した指標を受け、主要な海外メディアは「米経済の堅調さとインフレ鎮静化の難しさが同居している」と強調して報じています。第3四半期の実質GDP速報値は前期比年率3.4%増となり、市場予想(3.2%程度)を上回り前期の2.2%から大きく加速しました。旺盛な個人消費支出が全体を牽引しており、米ウォール・ストリート・ジャーナルなどは「米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げにもかかわらず、個人消費の底強さが景気後退リスクを押し戻している」と分析しています。一方で、同日発表された9月米個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比3.6%上昇と伸びが加速し、コア指数も3.1%増となりました。英フィナンシャル・タイムズなどは、所得や支出の伸びが維持される反面、物価圧力が依然として残っている点を指摘しています。今回のデータは米経済の「ノーランディング」シナリオを裏付けるとともに、金融引き締め政策の長期化観測を強める材料として市場に受け止められています。**【NY金先物は続落、米経済の好調さが重荷に】**29日のニューヨーク金先物市場で、金価格の下落が続いています。中心となる取引の終値は、前日比20.20ドル安い1オンス=4,031.40ドルとなりました。下落の主な要因は、予想以上に強い結果となったアメリカの経済指標です。朝方に発表された7〜9月期の実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回る成長を見せたほか、インフレ指標である個人消費支出(PCE)価格指数も前月より伸びが加速しました。米経済の堅調さと粘り強い物価上昇が改めて意識されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による高金利の長期化や追加利上げへの警戒感が強まりました。金利がつかない金は、高金利下では投資魅力が薄れやすいため、売り注文が優勢となっています。一方、米ハイテク株の大幅安に伴い、安全資産とされる米国債に資金が流入して長期金利は低下しました。しかし、株の損失補填に向けた現金化の売りなども重なり、金相場を下支えするには至りませんでした。市場では今後も、米国の物価動向や金利の行方が引き続き注視されています。
金とプラチナの関係

金とプラチナは同じ貴金属でも、価格を動かす要因が大きく異なります。金は中央銀行の準備資産、投資、安全資産としての需要が強く、地政学的緊張や金融不安、ドル離れが買い材料となる。一方、プラチナは自動車や工業用途への依存度が高く、世界景気、中国の需要、自動車生産などの影響を受けやすい。近年は金について中央銀行買いと投資需要が相場を支える一方、高い金価格による宝飾需要の減少やドル高・実質金利上昇が弱材料となっています。プラチナは中国の自動車・宝飾需要低迷や投資資金流出が重しとなる一方、鉱山供給の制約と低水準の地上在庫が下支え要因となります。したがって、現在の金とプラチナの価格差は、単純に一方が上がれば他方が下がるという関係ではなく、金は金融・準備資産、プラチナは工業・供給制約という、それぞれ異なる需給構造の結果と考えるのが適切です。
金とドルと原油の関係

世界の国際金融では、現在も米ドルが基軸通貨として中心的な役割を担っています。一般的にはドル安になるとドル建て金価格は上昇し、ドル高になると金価格には下落圧力がかかります。ただし近年は、米国の実質金利や金融政策に加え、中央銀行による金購入、インフレ懸念、地政学的リスク、各国の外貨準備の分散などが金価格を大きく左右しています。原油もドル建てで取引されるため、ドル安は原油高、ドル高は原油安につながりやすいものの、現在は世界景気や需要、OPECプラスの生産政策、在庫、地政学などの影響も大きくなっています。したがって現在は、「ドル安=金高・原油高」という単純な関係ではなく、ドル、金、原油をそれぞれ固有の需給や経済・地政学要因から捉えることが重要です。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
