金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:05月15日(金)
5/14、ニューヨーク市場の金は小幅反落。始値4,696.80ドル、高値4,725.80ドル、安値4,649.30ドル、終値4,685.30ドル、前日比-21.40(-0.45%)。【米小売売上高】4月の米小売売上高は前月比0.5%増と市場予想に一致し、個人消費の底堅さを示した。海外メディアは、依然として米景気を支える内容と評価する一方、ガソリン価格上昇による押し上げ効果が大きかった点に注目している。オンライン販売や飲食関連は堅調だったものの、衣料品や家具など裁量消費には弱さもみられ、高金利と物価高が家計を圧迫しているとの見方が広がった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策への影響については「利下げ観測を大きく変える内容ではない」との受け止めが優勢だった。発表後の米長期金利は小幅に低下し、ドル相場も方向感に乏しい動きとなった。海外報道では、雇用環境が堅調なため消費全体は支えられているものの、エネルギー価格高騰や借入コスト上昇が続けば、夏場以降に個人消費が減速する可能性もあると警戒感を示している。【米新規失業保険申請件数】米労働省が発表した5月3〜9日の新規失業保険申請件数は21.1万件となり、市場予想をやや上回ったものの、歴史的には低水準を維持した。継続受給者数も178.2万人へ増加したが、海外メディアは「米雇用市場の底堅さを示す内容」との見方を伝えている。ロイターなどは、大規模な人員削減の動きは限定的で、企業の雇用維持姿勢が続いていると分析。一方で、継続受給者数の増加については、再就職までの期間が長引き始めている兆候との指摘も出ている。市場では、労働市場の急速な悪化懸念が後退したことで、FRBによる早期利下げ観測がやや後退。米長期金利は底堅く推移し、ドルも対主要通貨で下支えされた。海外勢の間では「米景気は減速しつつも失速には至っていない」との評価が広がっている。【NY金先物相場】5月14日のニューヨーク金先物相場は、米経済の底堅さを背景とした「ドル独歩高」に押される展開となりました。終値は前日比21.4ドル安の4,685.3ドル。この日発表された4月の米小売売上高が市場予想と一致し、景気の失速懸念が後退しました。これを受け、米長期金利が1.5カ月ぶりの高水準へ上昇。利息を生まない資産である金の魅力が相対的に低下し、投資資金がドルや国債へシフトしました。海外メディアは、中東情勢の緊迫化による下値支持がある一方で、根強いインフレ懸念に伴う「年内利上げ」の可能性が相場の重石になっていると分析しています。地政学リスクによる「有事の金買い」と、米金利先高観による「売り」が交錯しており、市場の関心はFRB高官のタカ派発言の有無や、緊迫するホルムズ海峡の動向に注がれています。インフレと金利の動向が、今後の5,000ドル大台回復への鍵を握りそうです。
金とプラチナの関係

金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。
金とドルと原油の関係

世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
