金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:09月12日(土)
9/11、ニューヨーク市場の金は小反発。始値4,359.40ドル、高値4,444.90ドル、安値4,333.00ドル、終値4,408.90ドル、前日比+1.60(+0.04%)。**【米CPI、コア物価が上振れ FRBの利上げ観測を後押し】**8月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比0.4%上昇と市場予想に一致し、前月の0.1%から伸びが加速した。前年同月比は3.4%と横ばいだった。一方、食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.3%上昇し、市場予想の0.2%を上回った。コアの前年比は2.4%と前月の2.5%から鈍化したものの、海外報道では前月比の上振れが重視され、インフレ圧力の根強さを示す内容との見方が広がった。前日のPPIと合わせ、物価上昇が米連邦準備制度理事会(FRB)の目標をなお上回る状況が意識され、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測を強める材料となった。米長期金利とドルには上昇圧力がかかりやすく、金価格には逆風となる一方、利上げが織り込まれるにつれ、金は下値を支える要因も意識されそうだ。**【米消費者心理が悪化、インフレ期待は急上昇】**9月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は47.8と、前月の51.7から低下し、市場予想の51.1も下回った。海外報道では、米家計の景気先行きへの不安が強まっていることが示されたと評価されている。一方、1年先のインフレ期待は4.6%と前月の4.0%から大きく上昇し、5年先も3.4%へ上昇した。消費者心理の悪化は個人消費や景気を下押しする材料となる一方、インフレ期待の上昇は米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを難しくする。景気減速懸念と物価上昇圧力が併存するため、金融政策を巡る判断は一段と複雑化しそうだ。市場では米長期金利やドルを支える要因となる一方、景気不安は金価格の下支え要因となる可能性がある。**【NY金先物は小幅続伸、4408.9ドル インフレ・景気懸念錯綜】**11日のNY金先物相場は小幅続伸し、前日比1.60ドル高の1オンス=4408.90ドルで取引を終えた。朝方発表された8月の米コアCPIが加速し、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測が急浮上した。金利上昇への警戒感から一時売りが先行したものの、CPI通過後の米長期金利の低下に伴いドル売りが強まると、相場は買戻しの動きを見せた。さらに、9月の米ミシガン大消費者信頼感指数が想定以上に悪化し、今後1年のインフレ期待が上昇したことで、景気失速と物価高が同居する「スタグフレーション」への懸念が強まった。また、中東情勢を巡る供給懸念から原油価格が1バレル=100ドル超の維持を背景に、安全資産とされる金へ買いが流入。利上げ観測による下押し圧力を相殺し、4,400ドルの節目の大台を守った。
金とプラチナの関係

金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。
金とドルと原油の関係

世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
