金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:02月21日(土)
2/20、ニューヨーク市場の金は反発。始値5,015.00ドル、高値5,131.00ドル、安値4,999.30ドル、終値5,080.90ドル、前日比+83.50(+1.67%)。【米実質国内総生産】米国で発表された第4四半期の実質GDP速報値は、前期比年率1.4%となり、前期から大きく減速した。海外では、成長の勢いが明確に鈍化したとの受け止めが広がっている。報道では、政府支出の減少や在庫調整が成長を押し下げた主因と分析する見方が目立つ。一方で、個人消費や設備投資は底堅さを保っており、景気が急速に悪化しているわけではないとの指摘もある。市場関係者の間では、成長減速と物価動向のバランスを踏まえ、FRBの今後の金融政策判断にどのような影響を与えるかに関心が集まっている。【米購買担当者景気指数】S&Pグローバルが発表した2月の米総合PMI速報値は52.3となり、前月の53.0から低下しました。景気拡大の節目「50」は維持したものの、伸び率は過去10ヶ月で最低です。海外メディアは、悪天候や需要減退による「成長の急減速」を報じる一方、サービス業を中心に販売価格が昨年8月以来の伸びを記録した点に注目しています。「景気減速とインフレ高止まり」という、FRBにとって最も困難なシナリオが現実味を帯びており、市場では早期利下げ観測が一段と後退。米経済の先行きに対し、慎重な見方が強まっています。【トランプ関税無効判決】米連邦最高裁判所は20日、ドナルド・トランプ大統領が発動した包括的な関税措置について、法的根拠を欠くとして認めない判断を示した。判決は6対3の多数意見で、関税を課す権限は憲法上、議会に属すると明確化。政権が国家緊急権限を根拠に広範な追加関税を導入したことは権限逸脱に当たると結論づけた。一方で保守派判事は大統領の裁量を広く認めるべきだと反対した。トランプ氏は判決に強く反発し、別の通商法を活用した代替関税の検討を表明。海外メディアは、三権分立の原則を再確認する歴史的判断と評価する一方、通商政策の先行き不透明感が市場や同盟国との関係に影響を及ぼす可能性を指摘している。【NY金先物相場】20日のニューヨーク金先物相場は続伸し、中心限月は終値5,080.9ドルと前日比83.5ドル(+1.67%)高となった。米国とイランの対立が一段と深まり、中東情勢の不透明感が強まったことから、安全資産とされる金に避難買いが集まった。海外報道によると、トランプ米大統領がイラン核問題を巡り「10〜15日以内に合意に至らなければ好ましくない事態が起きる」と警告し、実質的な最後通牒と受け止められた。米軍が中東地域への追加部隊展開を進める一方、イラン側もロシアとの合同軍事演習などで対抗姿勢を強めており、ホルムズ海峡周辺の緊張が意識されている。市場では、軍事衝突に発展した場合の原油供給不安やインフレ再燃リスクを織り込む動きが強まり、株式などリスク資産から金への資金シフトが進んだ。米金融政策を巡る思惑が交錯するなかでも、地政学リスク由来のヘッジ需要が上回り、金は5,000ドル台で一段と存在感を高めている。
金とプラチナの関係

金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。
金とドルと原油の関係

世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
