金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:04月30日(木)
4/29、ニューヨーク市場の金は3日続落。始値4,611.40ドル、高値4,624.30ドル、安値4,522.20ドル、終値4,561.50ドル、前日比-46.90(-1.02%)。【米耐久財受注】3月の米耐久財受注(速報値)は前月比0.8%増となり、市場予想を上回った。変動の大きい輸送機器を除くコア受注も0.9%増と堅調で、企業の設備投資意欲の底堅さが改めて示された。海外メディアは、防衛関連航空機の受注増が全体を押し上げたほか、機械設備や電子機器など幅広い分野で増加がみられた点を前向きに評価。「米製造業は高金利環境下でも想定以上の耐久力を維持している」との見方が広がっている。一方で、今後は借入コストの高止まりや世界経済の減速懸念が重荷になる可能性も指摘された。市場では今回の結果を受けて米景気の減速懸念はやや後退。ドル相場を支える材料として意識されそうだ。【米連邦公開市場委員会】米連邦準備制度理事会(FRB)は28〜29日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決定した。ただ、市場の注目を集めたのは決定そのものより声明内容の変化だ。海外メディアは、FRBがインフレの根強さに強い警戒感を示し、早期利下げに慎重な姿勢を鮮明にしたと報道。これを受けて金融市場では年内の利下げ観測が後退し、米国債利回りは上昇、ドル買いが優勢となった。とくに短期金利に敏感な2年債利回りの上昇が目立ち、為替市場ではドル高・円安圧力が強まった。市場では「次の一手は利下げ」との見方が修正され、「高金利の長期化」が新たなメインシナリオとして意識されている。海外報道は今回のFOMCについて、景気下支えよりも物価安定を優先するFRBの姿勢を改めて示した会合だったと評価している。【ニューヨーク金先物相場は3日続落。米利下げ観測後退で4,600ドル割れ】29日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、地政学リスクの長期化と米国の金融引き締め長期化への警戒感から、前日比46.9ドル安の1オンス=4,561.5ドルと3営業日続落して取引を終えました。市場では、トランプ米大統領がイランとの和平協議の長期化を示唆したことを受け、原油価格が一段高となりました。インフレ圧力の継続が意識される中、米連邦公開市場委員会(FOMC)では事前の予想通り政策金利の据え置きが決定。声明内容から早期の利下げ観測が後退し、米長期金利が上昇したことで、金利を産まない資産である金には強い売り圧力がかかりました。節目の4,600ドルを割り込んだことでテクニカル的な弱気姿勢も強まっており、海外の報道では、安全資産としての需要を「高金利維持」という重石が打ち消す展開が続くと評価されています。
金とプラチナの関係

金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。
金とドルと原油の関係

世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
