金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:10月28日(水)
10/27、ニューヨーク市場の金は続伸。始値4,032.80ドル、高値4,079.40ドル、安値4,001.60ドル、終値4,074.60ドル、前日比+36.20(+0.90%)。**【米経済指標総評】**本日発表された一連の米経済指標について、海外主要メディアは「米経済の底堅さと伸び悩みの双方が示された」と総評しています。10月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数は91.7へと急上昇し、市場予想(81.0)を大きく上回るサプライズとなりました。ガソリン価格の下落や物価圧力の緩和がマインド改善を後押ししたものの、専門家からは「インフレによる購買力侵食は続いており、消費者が支出を絞る懸念は残る」と慎重な見方も示されています。一方、9月の新築住宅販売件数は年換算で67.6万戸と前月から微減したものの、市場予想(65.1万戸)をクリアし高金利下でも底堅さを維持しました。設備投資の先行指標とされる9月耐久財受注も緩やかな底打ちの兆候を示しています。海外報道では、堅調な個人消費動向や住宅データが経済の失速を防ぐ一方で、高金利の長期化や先行き不透明感が企業の大型投資を抑制していると分析されています。全体として米経済は減速しつつも軟着陸(ソフトランディング)に向かっているとの見方が優勢です。**【NY金先物続伸、好経済指標と原油安が拮抗 4,000ドル台の節目維持】**27日のニューヨーク金先物相場は続伸しました。中心限月の終値は前日比36.20ドル高の1オンス=4,074.60ドル。取引レンジは4,001.60ドルから4,079.40ドルとなり、心理的節目の4,000ドル台で底堅さを確認した後に買いが進む強い展開となりました。同日の市場では、米株式市場でのハイテク株高や、米10月消費者信頼感指数(91.7)および9月耐久財受注(前月比1.8%増)といった好調な米経済指標を受け、米長期金利の上昇とドル高が進みました。通常、ドル高や金利上昇は利息を生まない金の売り要因となります。しかし、中東情勢の警戒感後退に伴う原油先物(WTI)の下落が急激なインフレ懸念を和らげたほか、フランスの財政不安等を背景とした欧州通貨売り・実物資産買いの動きが下値を支えました。ドル高圧力を原油安による市場心理改善と堅調な押し目買いが打ち消した形です。市場では、米金融政策の動向に注視しつつ、当面は4,000ドルをサポートラインとしたレンジ推移が見込まれています。
金とプラチナの関係

金とプラチナは同じ貴金属でも、価格を動かす要因が大きく異なります。金は中央銀行の準備資産、投資、安全資産としての需要が強く、地政学的緊張や金融不安、ドル離れが買い材料となる。一方、プラチナは自動車や工業用途への依存度が高く、世界景気、中国の需要、自動車生産などの影響を受けやすい。近年は金について中央銀行買いと投資需要が相場を支える一方、高い金価格による宝飾需要の減少やドル高・実質金利上昇が弱材料となっています。プラチナは中国の自動車・宝飾需要低迷や投資資金流出が重しとなる一方、鉱山供給の制約と低水準の地上在庫が下支え要因となります。したがって、現在の金とプラチナの価格差は、単純に一方が上がれば他方が下がるという関係ではなく、金は金融・準備資産、プラチナは工業・供給制約という、それぞれ異なる需給構造の結果と考えるのが適切です。
金とドルと原油の関係

世界の国際金融では、現在も米ドルが基軸通貨として中心的な役割を担っています。一般的にはドル安になるとドル建て金価格は上昇し、ドル高になると金価格には下落圧力がかかります。ただし近年は、米国の実質金利や金融政策に加え、中央銀行による金購入、インフレ懸念、地政学的リスク、各国の外貨準備の分散などが金価格を大きく左右しています。原油もドル建てで取引されるため、ドル安は原油高、ドル高は原油安につながりやすいものの、現在は世界景気や需要、OPECプラスの生産政策、在庫、地政学などの影響も大きくなっています。したがって現在は、「ドル安=金高・原油高」という単純な関係ではなく、ドル、金、原油をそれぞれ固有の需給や経済・地政学要因から捉えることが重要です。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
