金相場リアルタイムチャート
海外市況ニュース:06月10日(水)
6/9、ニューヨーク市場の金は3日続落。始値4,354.70ドル、高値4,388.60ドル、安値4,259.90ドル、終値4,286.40ドル、前日比-77.00(-1.76%)。**【米中古住宅販売件数】**米国で発表された5月の中古住宅販売件数は年率417万件となり、市場予想を上回った。高水準の住宅ローン金利が続く中でも販売は増加し、住宅市場の底堅さを示す結果となった。海外メディアは、堅調な雇用環境や賃金上昇が住宅需要を支えていると分析している。また、住宅在庫の増加やローン金利の落ち着きも購入意欲の改善につながったとみられる。一方で、住宅価格は依然として高水準にあり、特に初めて住宅を購入する層にとっては厳しい環境が続いている。販売増加の中心は比較的所得水準の高い購入者との見方も出ている。市場では今回の結果を受け、米景気の減速懸念が後退したとの受け止めが広がった。ただ、住宅ローン金利は依然として高く、今後の販売拡大には金利低下が不可欠との指摘も多い。投資家は住宅市場の動向を、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策や利下げ時期を見極める重要な材料として注視している。**【米貿易収支】**米商務省が発表した4月の貿易収支は559億ドルの赤字となり、前月から赤字幅が縮小した。海外メディアは、輸出の増加が米経済の底堅さを示したと評価している。石油や航空機、資本財の輸出が伸び、総輸出額は高水準を維持。一方、輸入も堅調で、企業の設備投資需要や個人消費の強さを反映した。市場では、貿易赤字の縮小が第2四半期の米GDP成長率を押し上げる要因になるとの見方が広がった。最近の景気指標が総じて堅調な内容となる中、米経済の減速懸念はやや後退している。ただし、輸出増加にはエネルギー価格上昇など一時的な要因も含まれており、今後も改善傾向が続くかは不透明との指摘もある。海外報道では、輸出競争力の改善を評価する声がある一方、依然として大幅な貿易赤字が続いていることから、米国の構造的な貿易不均衡は解消されていないとの見方が大勢を占めた。市場の関心は、貿易動向が今後の成長率や金融政策見通しに与える影響へと移っている。**【NY金先物】**9日のニューヨーク金先物相場は3日続落。終値は前日比77.00ドル安の1トロイオンス4,286.40ドルと、4,300ドルの節目を割り込みました。トランプ米大統領がSNSで米軍ヘリがイランに撃墜され、報復攻撃を行ったと明かしたことで中東情勢の緊迫化が波紋を広げました。通常、地政学リスクは金買い要因となりますが、今回は市場のパニックに伴う流動性確保から「有事のドル買い」が急速に進行。ドル高による割高感から金は利益確定の売りに押されました。また、水面下の停戦交渉報道による原油価格の急落がコモディティ市場全体の重石となり、金利低下の好材料を相殺しました。海外メディアは、テクニカル面で主要な移動平均線を割り込み短期的な弱気トレンドに入ったと指摘。今週発表の米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、インフレ高止まりと利下げ先送りへの警戒感も根強く、下値を探る展開が続いています。
金とプラチナの関係

金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていましたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態となっています。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因があります。金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めています。金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。これらを比べてみると共通している部分もありますが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かります。
金とドルと原油の関係

世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存しています。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになりますが、その選択肢の一つとして金があります。金もドル建てで取引されている為、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈です。米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与えます。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになります。原油においては、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われています。しかし、最近ではこの構図に当てはまらないケースも多いです。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われています。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属です。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富です。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)ですが、プラチナと呼ぶのが一般的です。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金ですが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしています。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーはカジュアルに好まれている貴金属。硫化により黒く変色してしまうのが難点ですが、磨き直しもできます。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れています。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されています。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われていますが、パラジウムの品位検定は行っていません。
金について

金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について

世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について

金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について

金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金の買取店の選び方について

まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位(K18など)1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。おすすめは大手貴金属チェーンの店舗、有名な買取チェーンの店舗です。
金の買取手数料について

高額な手数料を引く貴金属買取業者が存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?。自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。そういったお店がある程度の手数料を引くというのは納得がいきます。
