国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,779円 (+98)
プラチナ 4,999円 (+94)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,342.50ドル (+4.10)
NYプラチナ 920.50ドル (+4.70)

4/25、ニューヨーク市場の金は4日ぶり反発。始値2,327.40ドル、高値2,357.60ドル、安値2,316.40ドル、終値2,342.50ドル、前日比+4.10(+0.18%)。米商務省より第1四半期(1-3月期)の米実質国内総生産(GDP)速報値が発表。年率換算で前期比1.6%増となり、市場予想の2.5%増を下回った。前四半期は3.4%増だった。個人消費は年率換算で前期比2.5%増となり、市場予想の2.9%増を下回った。前四半期は3.3%増だった。個人消費支出(PCE)価格指数は、年率換算で前期比3.4%上昇。前四半期の1.8%上昇から伸びが加速した。食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は、年率換算で前期比3.7%上昇と、約1年ぶりの高水準となり、市場予想を上回った。前四半期は2.0%上昇だった。米労働省より先週(14-20日)の米新規失業保険申請件数が発表。前週比5000件減の20万7000件となり、市場予想の21万4000件を下回った。前週は21万2000件だった。失業保険継続受給者数は前週比1万5000件減の178万1000件。前週は179万6000件(速報値181万2000件)に下方修正された。3月の米中古住宅販売成約指数は、前月比で3.4%増となり、市場予想の0.4%減を上回った。前回は1.6%増だった。前年比では4.5%減となり、市場予想の3.0%減を下回った。前回は2.2%減だった。第1四半期の米GDPは伸びが鈍化し、市場予想を下回った。インフレの根強さも示され、米主要株価指数が下落する要因となった。米新規失業保険申請件数は市場予想を下回り、労働市場は依然として健全であることが示された。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退し、利下げ開始予想は9月前から12月に後ずれするとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.73%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでは逆相関を無視してドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。円相場は日銀が26日まで開催する金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑から、155円台の横ばい圏で推移している。4月26日9時30分現在、ロンドン金は2,320ドル台で推移しています。