国内公表(買取価格1gあたり)※11/27追記
金 10,544円 (+51)
プラチナ 4,856円 (+58)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,023.50ドル (+10.30)
NYプラチナ 936.90ドル (+6.20)

11/24、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,012.10、高値2,025.00、安値2,011.30、終値2,023.50、前日比+10.30(+0.51)。今週は重要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しい。前日に発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は61.3に上方修正されたものの、前回の63.8から低下し6カ月ぶりの低水準。1年先のインフレ期待は4.5%に上方修正され、4月以来の高水準となった。同日に発表された米新規失業保険申請件数は市場予想を下回り、米労働市場の底堅さが改めて示された。これらを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利下げ観測が後退。金融引き締めが長期にわたるとの見方が強まった。この日のニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。ただ、外国為替市場では米引き締め長期化を織り込んだドル高が一服。週末要因のドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。一方、欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーである、オーストリア中銀のホルツマン総裁が金融政策に言及。インフレ圧力は依然として高いと強調し、追加利上げの可能性は利下げよりも低くはないとの見解を示した。ECBによる早期の利下げ観測が後退しユーロ買い要因となったものの、11月のドイツifo景況感指数が市場予想を下回ったことで上値が重い展開となった。