国内公表(買取価格1gあたり)※2/19追記
金 10,644円 (+67)
プラチナ 4,757円 (+56)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,024.10ドル (+9.20)
NYプラチナ 913.50ドル (+8.30)

2/16、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,016.10ドル、高値2,027.20ドル、安値2,006.60ドル、終値2,024.10ドル、前日比+9.20(+0.46%)。米労働省より発表された1月の生産者物価指数は、前月比で0.3%と市場予想の0.2%を上回った。前回は-0.2%(速報値-0.1%)に下方修正された。前年比は0.9%と市場予想の0.6%を上回った。前回は1.0%だった。エネルギーと食品を除くコア指数は、前月比で0.5%と市場予想の0.1%を上回った。前回は-0.1%(速報値0.0%)に下方修正された。前年比は2.0%と市場予想の1.7%を上回った。前回は1.8%だった。インフレの根強さが示され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが遠のくとの見方が強まった。米商務省より発表された住宅着工件数は、前月比14.8%減の133万1000戸となり、市場予想の147万1000戸を下回った。前回は156万2000戸(速報値146万戸)に上方修正された。住宅建築許可件数は、前月比1.5%減の147万戸となり、市場予想の151万8000戸を下回った。前回は149万3000戸(速報値149万5000戸)に下方修正された。着工件数は2023年8月以来の低水準となり、建築許可件数も減少に転じた。2月のミシガン大学消費者信頼感指数は、79.6と市場予想の80.0を下回った。前回は79.0だった。1年先のインフレ期待は2.9%から3.0%に上昇し、5年先のインフレ期待は2.9%と横ばいだった。予想を下回ったものの3カ月連続で改善し、2年7カ月ぶりの高水準となった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含み、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。ただ、3連休を前に次第に持ち高調整の動きが広がった。米長期金利の上げ幅縮小に伴いドルが弱含み、金は買い戻されプラス圏で取引を終えた。