国内公表(買取価格1gあたり)※12/4追記
金 10,819円 (+209)
プラチナ 4,762円 (-29)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,089.70ドル (+32.50)
NYプラチナ 936.10ドル (+0.20)

12/1、ニューヨーク市場の金は大幅反発。始値2,056.50ドル、高値2,095.70ドル、安値2,052.60ドル、終値2,089.70ドル、前日比+32.50(+1.58%)。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は1日、アトランタの講演で金融政策に言及。「金融緩和の時期を推測するのは時期尚早」とした上で、「適切だと判断すれば追加引き締めを行う用意がある」とし、会合ごとにデータを精査しながら慎重に判断していくと話した。また、現在の政策は「かなり抑制的な領域に入っている」と述べ、インフレ率が目標の2%に向かっていると確信できるまで政策金利を維持すると強調した。足元ではインフレの鈍化を示す経済指標が相次いでいて、市場で台頭していた早期の利下げ観測をけん制する格好となった。ただ、金融引き締めにおける利上げ過剰と利上げ不足のリスクバランスが「均衡」しているとも述べ、関係者の間では利上げサイクルは終了したとの見方が一段と強まった。同日に米供給管理協会(ISM)より11月の製造業景気指数が発表。結果は46.7となり、市場予想の中央値である47.7を下回った。前回の46.7から横ばいだった。景気拡大・縮小の境目である50を13カ月連続で下回り、高金利による米景気の減速が意識された。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識された。ユーロドルは欧州中央銀行(ECB)による早期の利下げを織り込んだ売りが先行。ただ、FRBパウエル議長の発言を受けてドル売りが広がり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は終値ベースで3年4カ月ぶりの過去最高値を更新。2020年8月7日の終値は2069.40ドルだった。FRBによる利上げ終了、利下げ転換観測が強まる中、世界的な地政学的リスクも高まっていて、金はリスクの分散先として需要が一段と高まる可能性がある。