国内公表(買取価格1gあたり)※10/16追記
金 10,124円 (+262)
プラチナ 4,620円 (+68)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,941.50ドル (+58.50)
NYプラチナ 884.20ドル (+8.40)

10/13、ニューヨーク市場の金相場は大幅反発。始値1,881.70ドル、高値1,946.20ドル、安値1,881.50ドル、終値1,941.50ドル、前日+58.50(+3.11%)。イスラム原理主義組織「ハマス」とイスラエル軍による報復戦争は悪化の一途をたどり、双方あわせた死者数は3000人を超えている。イスラエルのガラント国防相は13日、パレスチナ自治区ガザの住民に対し南部へ避難するよう勧告し、イスラエル軍による大規模な軍事作戦が示唆された。情勢次第ではさらなるインフレの波が押し寄せ、世界経済リセッションを懸念する声も挙がっている。中東情勢の地政学的リスクが高まり、金などの安全資産への資金逃避が加速。金は節目である1,900ドルを9月27日以来13日ぶりに超え大幅高となった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。欧州株式市場ではリスク回避の動きから主要株価指数が下落し、外国為替市場では対ユーロでドル買いが進行したものの、金相場への影響は限定的だった。一方、ミシガン大学より10月の消費者信頼感指数(速報値)が発表。結果は63.0と2カ月連続で低下し、市場予想の中央値である67.4を下回った。前回は68.1だった。1年先のインフレ期待は3.8%となり、市場予想の3.2%を上回った。前回は3.2%だった。5-10年先のインフレ期待は3.0%となり、市場予想の2.8%を上回った。前回は2.8%だった。消費者マインドは悪化し、食料品と燃料価格の高騰によるインフレ懸念が浮き彫りとなった。