国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,310円 (-88)
プラチナ 4,783円 (-32)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,033.50ドル (-16.30)
NYプラチナ 959.40ドル (-12.40)

1/8、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値2,052.60ドル、高値2,053.30ドル、安値2,022.70ドル、終値2,033.50ドル、前日比-16.30(-0.80%)。先週発表された米雇用統計は伸びが加速し、労働市場の底堅さを改めて示す内容だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げをするとの見方が弱まったことで、米長期金利の上昇に伴いドルが強含む要因となった。そんな中、ニューヨーク連銀より12月の消費者調査が発表。1年先のインフレ期待は3.0%となり、前回の3.4%から低下した。3年先のインフレ期待も2.6%と前回の3.0%から低下し、5年先のインフレ期待も2.5%と前回の2.7%から低下した。また、先週末に発表された米ISM非製造業景気指数は市場予想を下回り、23年5月以来の低水準となった。インフレは鈍化していると受け止められ、FRBによる利下げ観測が再燃した面もみられた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが弱含み、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は買い戻しが入り下げ幅を縮小するも、終値ベースではマイナス圏で取引を終えた。1月9日9時30分現在、ロンドン金は2,030ドル台で推移しています。