国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,205円 (+63)
プラチナ 4,664円 (-53)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,997.30ドル (+4.10)
NYプラチナ 922.10ドル (-8.90)

12/13、ニューヨーク市場の金は5日ぶり反発。始値1,995.10ドル、高値2,043.30ドル、安値1,987.90ドル、終値1,997.30ドル、前日比+4.10(+0.21%)。米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、12日から開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を公表。FRBは3会合連続となる利上げ見送りを決定し、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は5.25-5.50%で据え置かれた。FOMC声明では「インフレはこの1年で緩和に向かっている。ただ、依然として高い水準にある」と指摘された。会合参加者による政策金利見通しでは、2024年末での予測中央値が4.6%に引き下げられ、来年に少なくとも3回の利下げをする可能性が示唆された。パウエル議長は会合後の記者会見で「政策金利はピークに近いか、達した可能性があるだろう」とし、「今回の会合で利下げ開始時期について議論した」と明らかにした一方で、「追加利上げの可能性は排除していない」との考えを示した。これを受けてFRBによる金融引き締めが長期にわたるとの見方が後退し、利下げ転換を織り込む動きが活発となった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が大幅に低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識され、対主要通貨でドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。同日に米労働省より11月の米生産者物価指数(PPI)が発表。前月比で0.0%と横ばいになり、市場予想の0.1%上昇を下回った。前回は0.4%低下(速報値0.5%低下)に上方修正された。前年比では0.9%上昇となり、市場予想の1.0%上昇を下回った。前回は1.2%上昇(速報値1.3%上昇)に下方修正された。前年比において伸び率の鈍化が示され、インフレ率は低下傾向であると受け止められた。12月14日9時30分現在、ロンドン金は2,030ドル台で推移しています。