国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,400円 (+127)
プラチナ 4,646円 (+9)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,980.50ドル (+12,20)
NYプラチナ 898.20ドル (+3.90)

10/19、ニューヨーク市場の金相場は3日続伸。始値1,960.10ドル、高値1,990.20ドル、安値1,957.00ドル、終値1,980.50ドル、前日+12.20(+0.62%)。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がニューヨーク経済クラブで講演。インフレ率は依然として高すぎるが、鈍化傾向であると指摘。その上で、力強い経済成長が続いた場合、追加利上げの用意があるとし、さらなる金融引き締めが正当化されるだろうと語った。市場関係者の間では次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、金利を据え置くとの見方がさらに強まった。ただ、最近の主要な経済指標は堅調に推移しており、FRBによる金融引き締めが長期にわたるとの見方は根強いまま。同日に発表された米経済指標は以下の通り。先週の米新規失業保険申請件数は、19万8000件と市場予想の21万件を下回った。前週は21万1000件に上方修正された。9月の米中古住宅販売件数は、前月比で2%減の396万件と市場予想の390万件を上回った。前回は404万件だった。10月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は、マイナス9.0と市場予想のマイナス7.0を下回った。前回はマイナス13.5だった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時5.00%台と2007年以来の高水準を更新し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差拡大観測が台頭するも、米長期金利の動きに左右され方向感に欠ける展開となった。一方、イスラム組織ハマスとイスラエルの報復戦争は激化の一途をたどり、双方あわせた死者数は5000人を超えた。中東情勢の地政学的リスクは高まり続けており、金などの安全資産への資金逃避が再び加速した。10月20日9時30分現在、ロンドン金は1,970ドル台で推移しています。