国内公表(買取価格1gあたり)
金 9,603円 (+73)
プラチナ 4,989円 (-118)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,019.80ドル (-0.70)
NYプラチナ 1,067.00ドル (-38.00)

5/12、ニューヨーク市場の金相場は3日続落。始値2,020.50ドル、高値2,027.80、安値2,005.70ドル、終値2,019.80ドル、前日比-0.70(-0.03%)。米ミシガン大学より5月の消費者信頼感指数(速報値)が発表。結果は57.7と前回の63.5から低下し、市場予想の63.1を下回った。1年先のインフレ期待は4.5%と前回の4.6%から低下し、市場予想の4.4%を上回る。5〜10年先のインフレ期待は3.2%と前回の3.0%から上昇し、市場予想の2.9%を上回った。景気の先行き不安から消費者マインドは低下し、インフレ圧力の根強さが示された。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は講演で、インフレが高止まりし労働市場が軟化しない場合、追加利上げを行い政策金利を高水準で維持する可能性を示唆した。債券市場では米国債が売られ長期金利が上昇し、利息が付かない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差拡大への意識から対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。