国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,000円 (+115)
プラチナ 5,709円 (+264)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,359.90ドル (+16.90)
NYプラチナ 1,044.60ドル (+33.80)

5/14、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,342.30ドル、高値2,365.20ドル、安値2,340.50ドル、終値2,359.90ドル、前日比+16.90(+0.72%)。欧州経済研究センターより5月のZEW景況感指数が発表。結果は47.1と2022年2月以来の高水準となり、市場予想の45.9を上回った。前回は42.9だった。バンバッハ所長は「ユーロ圏全体と主要輸出先である中国に対する評価が改善したことで、景気回復の兆しは強まっている。」と述べた。米労働省統計局(BLS)より4月の生産者物価指数(PPI)が発表。前月比で0.5%上昇となり、市場予想の0.4%上昇を上回った。前回は0.1%低下(速報値0.2%上昇)に下方修正された。前年比で2.2%上昇となり、市場予想の2.1%を上回った。前回は1.8%上昇(速報値2.1%上昇)に下方修正された。エネルギーと食品を除いたコア生産者物価指数は、前月比で0.5%上昇となり、市場予想の0.3%上昇を上回った。前回は0.1%低下(速報値0.2%上昇)に下方修正された。前年比で2.4%上昇となり、市場予想の2.3%上昇を上回った。前回は2.1%上昇(速報値2.4%上昇)に下方修正された。インフレは高止まりしていると受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げ確率が64%から60%に低下した。一方、FRBパウエル議長がイベントで金融政策に言及。「インフレの抑制には想定より時間がかかる公算が大きい」とし、「政策金利を当面の間、現行水準で維持する可能性が高い」との認識を改めて示した。目新しい情報はなく、各市場への影響は限定的だった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。対ユーロではドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要、ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。5月15日9時30分現在、ロンドン金は2,350ドル台で推移しています。