国内公表(買取価格1gあたり)
金 17,411円 (-18)
プラチナ 7,312円 (+223)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,359.10ドル (+22.40)
NYプラチナ ドル 1,435.00ドル (+21.90)

7/16、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値3,330.50ドル、高値3,385.80ドル、安値3,326.10ドル、終値3,359.10ドル、前日比+22.40(+0.67%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された6月の生産者物価指数(PPI)によると、総合指数は前月比横ばい。市場予想は0.3%上昇。前回は0.3%上昇(前回発表値0.1%上昇)に上方修正された。前年同月比では2.3%上昇。市場予想は2.5%上昇。前回は2.7%上昇(前回発表値2.6%上昇)に上方修正された。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比横ばい。市場予想は0.2%上昇。前回は0.4%上昇(前回発表値0.1%上昇)に上方修正された。前年同月比では2.6%上昇。市場予想は2.7%上昇。前回は3.2%上昇(前回発表値3.0%上昇)に上方修正された。米連邦準備制度理事会(FRB)がまとめた6月の鉱工業生産指数は、前月比0.3%上昇。市場予想は0.2%上昇。前回は横ばい(前回発表値0.2%低下)に上方修正された。製造業の生産は0.1%上昇。前回は0.3%上昇(前回発表値0.1%上昇)に上方修正。鉱業の生産が低下した中、公益事業が2.8%の急増となった。一方、米CBSテレビは16日、トランプ大統領が共和党議員との会合で、FRBパウエル議長の解任について意見を求めたと報じた。その後、トランプ氏は記者団に対し「解任は計画していない」と否定。解任を巡る報道で対主要通貨でドル売りが進み、積み上がったドル買いポジションを巻き戻す動きも強まった。ニューヨーク・債券市場では米PPIの下振れを背景に米長期金利が4.45%台まで低下。利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場でユーロは対ドルで上昇。金利差の縮小も意識されドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。また、FRBパウエル議長の解任検討報道を受けて、金は安全資産としての逃避需要が高まった。7月17日9時30分現在、ロンドン金は3,340ドル台で推移しています。