国内公表(買取価格1gあたり)
金 17,208円 (+199)
プラチナ 6,968円 (+137)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,364.00ドル (+38.30)
NYプラチナ ドル 1,469.90ドル (+57.40)

7/11、ニューヨーク市場の金は大幅高で3日続伸。始値3,333.10ドル、高値3,381.60ドル、安値3,332.30ドル、終値3,364.00ドル、前日比+38.30(+1.15%)。トランプ米大統領は10日、カナダへの関税率を通知する書簡を自身のSNSで公開。8月1日よりカナダからの輸入品の一部に35%の関税を適用するという。また、新たな関税率の通知を受け取っていない貿易相手国に対しては、15-20%の関税を課すことを検討していると伝わった。さらに、米NBCニュースとの電話インタビューで「ロシアには失望している」と述べ、来週14日に「ロシアに関連する重要な声明を出すつもりだ」と語った。ニューヨーク・債券市場では米国債が買われ米長期金利が4.41%台まで上昇。利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで下落。金利差の拡大も意識されドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。ただ、米関税政策や地政学リスクに対する懸念が高まり、金は安全資産としての逃避需要で堅調に推移。エコノミストの中には、金は引き続き上昇の余地があるとの見方も出ています。