国内公表(買取価格1gあたり)
金 16,577円 (休場)
プラチナ 4,904円 (休場)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,243.30ドル (+21.10)
NYプラチナ ドル 966.10ドル (-1.00)

5/2、ニューヨーク市場の金は4日ぶり反発。始値3,247.60ドル、高値3,277.00ドル、安値3,229.50ドル、終値3,243.30ドル、前日比+21.10(+0.65%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された4月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比で17万7000人増加。市場予想は13万人増。前月は18万5000人増(前回発表値22万8000件増)に下方修正された。失業率は4.2%と市場予想に一致。前月から横ばいだった。平均時給は前月比で0.2%増加。市場予想は0.3%増。前月は0.3%増だった。前年同月比では3.8%増加と市場予想に一致。前月から横ばいだった。4月の米雇用統計は堅調と受け止められた一方、関税措置による影響が今もって及んでいないことが示唆された。米商務省センサス局より発表された3月の製造業新規受注は、前月比で4.3%増加。市場予想は4.4%増、前月は0.5%増(前回発表値0.6%増)に下方修正された。一方、中国政府は2日、関税交渉を巡りトランプ米大統領から複数の接触があったことを明らかにした。この点について中国側は評価を行っているとし、米国側が中国に歩み寄ってきたとの構図を強調した。米中の貿易交渉が進展するとの期待や、予想を上回る米雇用統計を受けて投資家らのリスク回避姿勢を和らぎ、米株式市場では主要株価指数が上昇した。ニューヨーク・債券市場では米国債が売られ米長期金利が4.30%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで上昇。予想を上回るユーロ圏の経済指標を受けてドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。