国内公表(買取価格1gあたり)
金 19,622円 (+78)
プラチナ 7,713円 (+21)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,768.10ドル (-47.60)
NYプラチナ ドル 1,507.80ドル (-19.70)

9/24、ニューヨーク市場の金は4日ぶり反落。始値3,796.90ドル、高値3,812.60ドル、安値3,749.70ドル、終値3,768.10ドル、前日比-47.60(-1.25%)。米抵当銀行協会(MBA)より発表された先週(09/13-09/19)の住宅ローン申請指数は、前週比0.6%増。前回は29.7%増だった。9月19日終了週の米住宅ローン申請指数は、総合指数が前週比+0.6%と小幅に上昇し、2週連続のプラスとなりました。非調整値では+0.1%の増加にとどまりましたが、30年固定金利が6.39%から6.34%へ低下したことが追い風となり、借り換え申請は前週比+1%と伸びを示しました。購入申請は季節調整値で+0.3%とわずかな増加にとどまり、非調整値では▲1%と弱含みましたが、前年同期比では+18%と高い水準を維持しています。今回の結果は、金利低下を背景に借り換え需要が市場を支えている一方で、購入需要は力強さに欠けることを示しています。総じて住宅市場は持ち直しの兆しを見せているものの、今後の動向は金利水準や景気環境に左右されやすく、持続的な回復基調へとつながるかは不透明です。米商務省センサス局より発表された8月の新築住宅販売件数は、前月比20.5%増の80万戸。市場予想は65万戸。前回は66万4000戸(従来発表値65万2000戸)に改定された。8月の米新築住宅販売件数は、季節調整済み年率で80万戸となり、前月比20.5%増と2022年1月以来の高水準を記録、事前予想の65万戸を大きく上回りました。住宅ローン金利の低下(30年固定金利平均6.26%)や建設業者による価格引き下げ・インセンティブ提供が需要を押し上げ、北東部では販売が約72%増加しました。在庫は49万戸でほぼ横ばい、販売ペースは7.4ヶ月分の供給に相当し、前年同月の8.2ヶ月から改善。住宅価格は中央値41万3500ドル、平均53万4100ドルと前年同月比で上昇傾向です。金利低下と供給増加で市場は回復基調にありますが、雇用動向や価格上昇が今後の需要に影響する可能性があります。一方、英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、シカゴ連銀のアウスタン・グールズビー総裁は、米国の労働市場は「概ね安定かつ堅調」であり、雇用の急激な悪化は景気後退を示すものではないと述べた。 ただし、インフレが一時的で済むという見通しだけを根拠に大胆に利下げを先取りすることには慎重であるべきだとも語り、「過度に前倒しでの連続利下げ」は警戒すべきと警鐘を鳴らした。 また、直近の利下げには支持を示す可能性もあるが、今後の政策判断ではさらに利下げを支持する姿勢に慎重さが出てくる可能性があると述べた。 ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.14%台まで上昇。利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで下落。金利差の拡大も意識されドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、海外の金相場は堅調な動きをみせています。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が支援材料となり、地政学リスクの高まりも安全資産としての需要を後押し。一方で、ドル高の戻りや利益確定売りが上昇を抑える要因として意識されており、上値追いには慎重な見方も強いです。 価格水準は1トロイオンスあたり約3,775ドル前後で推移しています。