国内公表(買取価格1gあたり)
金 9,652円 (+29)
プラチナ 4,872円 (+19)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 1,995.50ドル (+13.40)
NYプラチナ 1,010.10ドル (+11.10)

6/1、ニューヨーク市場の金相場は4日続伸。始値1,981.30ドル、高値2,000.70、安値1,970.10ドル、終値1,995.50ドル、前日比+13.40(+0.68%)。米労働省より先週の新規失業保険申請件数が発表。結果は23万2000件と前週の23万件(上方修正値)から小幅に増加。市場予想の23万4000件を下回ったが、労働需要は依然として底堅いと受け止められた。同日に米供給管理協会(ISM)より5月の製造業景気指数が発表。結果は46.9と前回の47.1から悪化し、市場予想の47.1を下回った。景気好悪の境目である50を7ヵ月連続で下回り、景気後退への懸念から米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを終了するとの見方が強まった。また、一部のFRB関係者が6月の金利据え置きを支持したことで、足元ではFRBが利上げを見送るとの観測が強まっている模様。債券市場では米国債が買われ長期金利が低下し、利息が付かない資産である金の強みとなった。一方、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は1日、講演で利上げ継続への姿勢を示した。外国為替市場では金利差縮小への意識から対主要通貨でドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。6月2日9時30分現在、ロンドン金は1,970ドル台で推移しています。