金は大幅反落。米早期利下げ観測の後退で、約1カ月半ぶりの安値。

国内公表(買取価格1gあたり)
金 27,219円 (-724)
プラチナ 11,374円 (-388)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 4,896.20ドル (-112.00)
NYプラチナ ドル 2,056.60ドル (-79.90)

3/18、ニューヨーク市場の金は大幅反落。始値5,010.60ドル、高値5,022.00ドル、安値4,809.30ドル、終値4,896.20ドル、前日比-112.00(-2.24%)。【米生産者物価指数】米労働省が発表した2月の生産者物価指数(PPI)は、前月比0.7%、前年比3.4%といずれも市場予想を上回り、約1年ぶりの高い伸びとなった。海外メディアは、インフレ圧力の再強化を示す結果として警戒感を強めている。特にサービス価格の上昇が全体を押し上げ、輸送や宿泊など幅広い分野で価格転嫁が進んだと指摘された。また、食品価格の上昇も影響した。さらに中東情勢の緊迫化に伴う原油高が今後の物価を押し上げる可能性も意識されている。この結果を受け、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期が後ずれするとの見方が広がり、金融市場では金利上昇圧力が強まった。インフレ鈍化シナリオに不透明感が増している。【FOMC政策金利】米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を2会合連続で据え置いた。市場では事前に織り込み済みで大きな驚きはなかったが、焦点はジェローム・パウエル議長の記者会見に移った。議長は中東情勢を背景としたエネルギー価格の上昇がインフレを押し上げる可能性に言及し、「先行きの不確実性は極めて高い」と強調。海外メディアはこれを「様子見姿勢を維持しつつもインフレへの警戒を崩していない」と分析した。また、インフレ見通しの上方修正や利下げ期待の後退も指摘され、全体としてややタカ派寄りの内容と受け止められている。市場では株価が下落し、長期金利が上昇するなど、金融環境の引き締まりを意識した反応が広がった。【NY金先物相場、米インフレ再燃懸念で大幅反落、1カ月半ぶり安値】18日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、主要限月の4月物が前日比112.0ドル(2.24%)安の1オンス=4,896.2ドルと大幅反落し、約1カ月半ぶりの安値を付けた。米早期利下げ観測の後退に加え、根強いインフレ懸念を背景とした「ドル買い」が加速し、金価格の重石となった。この日発表された2月の米生産者物価指数(PPI)は、市場予想を大きく上回る前月比0.7%の上昇を記録。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)では2会合連続の金利据え置きが決定されたが、パウエルFRB議長が「利下げにはさらなる確信が必要」とタカ派的な姿勢を維持したことで、年内の利下げ期待が急速に萎んだ。市場では米長期金利の上昇とともにドル高が進行。無利息資産である金への投資魅力が低下し、テクニカル的な売りも巻き込んで5,000ドルの節目を割り込む展開となった。

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