金は3日ぶり反落。クックFRB理事が追加利下げに慎重姿勢。

国内公表(買取価格1gあたり)
金 26,281円 (-1,468)
プラチナ 10,670円 (-1,810)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 4,889.50ドル (-61.30)
NYプラチナ ドル 2,070.60ドル (-106.10)

2/5、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反落。始値4,986.60ドル、高値5,045.00ドル、安値4,779.60ドル、終値4,889.50ドル、前日比-61.30(-1.24%)。【ECB政策金利】欧州中央銀行(ECB)は5日、主要政策金利である中銀預金金利を2%に据え置くと発表した。市場予想通りの決定で、昨年7月以降、5会合連続の据え置きとなる。ユーロ圏の1月インフレ率は1.7%と目標の2%を下回ったが、ECBは中期的に物価上昇率が目標付近で安定すると判断し、早期の追加利下げには慎重姿勢を示した。ラガルド総裁は、雇用環境の底堅さや防衛・インフラ投資の拡大が景気を下支えしていると指摘する一方、米国の通商政策や地政学リスクなど外部不確実性の高まりを警戒。海外メディアは、ECBが「様子見モード」を強め、当面は現行金利を維持しつつ、経済指標を見極める公算が大きいと報じている。 【米新規失業保険申請件数】本日公表された米新規失業保険申請件数は、1月25日〜31日の週で前週比2万2千件増の23.1万件と、市場予想(約21.2万件)を大きく上回った。継続受給者数も1月18日〜24日の週で184.4万人と増加し、労働市場の減速を示唆する内容となった。海外メディアは、今回の増加について、全米各地を襲った大雪や寒波による一時的な就業中断、年末年始の季節要因が主因と分析しており、構造的な雇用悪化とみる見方は限定的だとしている。一方で、求人件数の減少や企業の人員削減計画が相次ぐ中、雇用環境が「低採用・低解雇」の局面に入りつつあるとの指摘も多い。米連邦準備制度理事会(FRB)は、労働市場はなお底堅いとの認識を維持しつつも、今後の雇用指標の変化を慎重に見極める姿勢を示しており、利下げ時期を巡る市場の思惑に影響を与えそうだ。 【NY金先物相場、FRBタカ派・ドル高圧力】ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の金先物(中心限月)は5日、前日比61.3ドル(-1.24%)安の4,889.5ドルで取引を終えた。4日の小幅高で高値圏を維持した流れが一服し、利下げ期待後退とドル高が重石となった。クックFRB理事の発言が「追加利下げに慎重」と受け止められ、ウォーシュ次期議長人事への警戒も重なり、市場は利下げペース鈍化を織り込み始めた。ドル指数は直近5日で0.9%上昇し、金の割高感を助長。加えて、テック株安のリスクオン後退も安全資産需要を抑制した。CFDベースでは終値4,834ドル(-2.63%)とされ、1月末の歴史的急落(-11%)後のリバウンド局面が、ボラティリティ高止まりの中で上値重く推移。CMEの証拠金引き上げ継続もレバレッジ勢の調整を促している。アナリストは「構造的強気は維持も、短期調整継続」と指摘。1月高値(5,600ドル台)からの戻り幅は限定的で、4,800ドル割れなら4,700ドル台への下押しリスクが高まる。地政学・通商摩擦の再燃次第で反発余地も残る。市場は4,800~5,000ドルレンジの攻防を注視。次は米経済指標と政権人事関連ニュースが焦点だ。

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