- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 24,724円 (-53)
- プラチナ 13,011円 (+354)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,552.70ドル (+49.90)
- NYプラチナ ドル 2,491.10ドル (+217.10)
12/26、ニューヨーク市場の金は反発で最高値更新。始値4,523.50ドル、高値4,584.00ドル、安値4,518.00ドル、終値4,552.70ドル、前日比+49.90(+1.11%)。【米株式市場】26日の米国株式市場は、クリスマス明けで取引量が低調な中、主要株価指数がほぼ横ばいで取引を終えた。ダウ工業株30種平均は20ドル安の48,710.97、S&P500は2.11ポイント安の6,929.94、ナスダック総合も小幅下落となり、いずれも前日比で0.1%に満たない弱含みの推移となった。利益確定売りや薄商いが重荷となったものの、株価は依然として年初来で高い水準を維持している。特にS&P500は年末に向けて記録的な高値圏にあり、週次ベースでは上昇を記録したとの分析もある。背景には、来年の利下げ観測や年末のいわゆる「サンタクロース・ラリー」への期待があり、市場心理は強気のままだ。取引の低調さと同時に、金や銀など安全資産への資金流入も確認され、貴金属価格が史上高値に迫る動きとなった。個別では人気の高い半導体・AI関連株の一部にプラス材料が見られる一方、全体相場は伸び悩んだ。年末の主要経済指標発表が少ない時期にあり、投資家は来年の政策動向や企業業績を見据えたポジション調整を進めている。【ニューヨーク白金先物相場】26日のニューヨーク商品取引所でプラチナ先物相場が急騰し、中心限月は前日比217.1ドル高の1トロイオンス=2491.1ドルで取引を終えた。上げ幅は9.5%に達し、史上最高値を更新。年初来の上昇率は160%を超え、金や銀を大きく上回った。市場では、南アフリカの生産障害による供給不足や地上在庫の減少を背景とした構造的な供給逼迫に加え、インフレヘッジ資産としての需要の高まりが買いを誘ったとの見方が強い。自動車触媒や水素関連分野での需要拡大期待も強気材料視されている。一方で、取引高の急増が投機マネー流入を示しており、一部では短期的な過熱感を警戒する声もある。専門家は「ファンダメンタルズに支えられた上昇だが、短期的には利益確定の調整もあり得る」と指摘している。【ニューヨーク金先物相場】26日のニューヨーク金先物相場は大幅に続伸し、中心限月2月限は1トロイオンス=4,552.7ドル(前日比+49.9ドル、+1.11%)で取引を終えた。ドル安基調や米金融政策の先行き不透明感を背景に、安全資産としての金需要が再び強まった。年末商いながら、金価格は清算値ベースで過去最高値を更新し、強い上昇トレンドを鮮明にした。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が一段と広がり、米長期金利が低下する中でドル売りが進んだことが買い材料となった。また、中東や東欧など地政学リスクの高まりも投資家のリスク回避姿勢を強め、資金が金市場へ流入したとの見方が多い。一方で、記録的な高値圏にあることから、短期的な利確売りやボラティリティの上昇を警戒する声もある。市場関係者の間では「インフレ鈍化と利下げ観測が相場を押し上げているが、今後はFRB当局者の発言次第で方向感が変わる可能性がある」との意見が聞かれた。年末にかけて投資資金の調整も予想され、来週の動向に注目が集まっている。
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