- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 23,529円 (+45)
- プラチナ 9,972円 (+358)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,332.30ドル (-2.90)
- NYプラチナ ドル 1,875.50ドル (+59.60)
12/16、ニューヨーク市場の金は小反落。始値4,334.30ドル、高値4,367.90ドル、安値4,297.40ドル、終値4,332.30ドル、前日比-2.90(-0.07%)。【米雇用統計】本日発表された米雇用統計を受け、海外メディアは総じて「労働市場の減速が一段と鮮明になった」と評価している。雇用者数は10月に前月比で10.5万人減と大幅なマイナスとなり、11月も6.4万人増にとどまった。増加は維持したものの、過去平均を大きく下回り、雇用の勢いが明確に鈍化しているとの見方が広がった。さらに失業率は4.6%と約4年ぶりの高水準に上昇し、労働需給の緩和を示す指標として注目された。海外報道では、企業が採用に慎重姿勢を強めていることや、賃金上昇圧力の後退を背景に、景気減速への警戒感が高まっていると指摘する。一方で、雇用が急激に崩れているわけではなく、「緩やかな調整局面」との冷静な評価も目立つ。金融政策面では、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを検討する材料になるとの見方がある一方、単月の弱い統計だけで政策判断は変わらないとの慎重論も併存しており、市場は今後の追加指標を見極める姿勢を強めている。【米購買担当者景気指数】海外主要メディアは、12月の米PMI(速報値)について、米景気は拡大基調を維持しつつも減速感が強まっているとの見方を伝えている。S&Pグローバルが公表した総合PMIは53.0と、好不況の分かれ目とされる50を上回ったが、前月から低下し、企業活動の伸びは年後半で鈍化した。製造業PMIは51.8と持ち直しを示したものの、新規受注の増勢は限定的で、在庫調整の影響が残るとの分析が多い。一方、非製造業PMIは52.9となり、サービス分野でも需要の勢いがやや後退したことが示唆された。報道では、雇用の拡大ペースが緩やかになり、企業がコスト高や先行き不透明感を背景に慎重姿勢を強めている点が指摘されている。インフレ圧力は依然根強いものの、需要の冷え込みが価格転嫁を抑制する可能性もあるとされる。市場では、今回の指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後、景気減速と物価動向のバランスを見極めながら金融政策を判断するとの見方が広がっており、米経済は「緩やかな減速局面」に入ったとの評価が目立っている。【ニューヨーク金相場】NY金先物相場は16日、中心限月が1トロイオンス=4,332.3ドルと小反落し、前日比2.9ドル安(-0.07%)で取引を終えました。利下げサイクル入りや実質金利低下、中銀の金買いといった構造的な支援材料は維持されつつも、史上高値圏での利益確定売りや米経済指標発表を前にした様子見ムードが上値を抑えた格好です。市場では4,320~4,360ドル台をレジスタンス、4,270~4,200ドル台を下値メドとする見方が多く、「高値圏での持ち合い・押し目待ち」との評価が優勢となっています。
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