- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 23,131円 (+229)
- プラチナ 8,995円 (-119)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,274.80ドル (+19.90)
- NYプラチナ ドル 1,677.40ドル (-7.60)
12/1、ニューヨーク市場の金は6日続伸。始値4,258.50ドル、高値4,299.60ドル、安値4,241.10ドル、終値4,274.80ドル、前日比+19.90(+0.47%)。【米ISM製造業景気指数】米供給管理協会(ISM)が1日に発表した11月の製造業景気指数は48.2となり、前月の49.1から低下し、市場予想を下回った。50を下回るのは9カ月連続で、海外報道は「米製造業の低迷が長期化している」との見方を一段と強めている。特に新規受注や雇用指数が低下し、需要の弱さが改めて示されたほか、未処理受注の縮小も続いており、先行きに慎重姿勢が広がっている。他方で、生産指数はやや持ち直したとされ、供給網の混乱は限定的との指摘もある。しかし、価格指数は高止まりしており、原材料コストの上昇が企業収益に影響を与える可能性が残る。米メディアは「製造業は弱含みだが、全面的な悪化ではなく、緩やかな縮小局面が続く」と総じて評価している。市場では今回の指標を受け、米景気の減速懸念が再燃するとともに、金融政策運営への影響を占う動きが強まっている。【ビットコイン】ビットコインは再び売り圧力にさらされ、一時ドル建てで「8万3000ドル台」まで急落した。 米ニューヨーク時間の取引では、一時▲8%超の下げで約8万3,824ドルを付け、年初からの大幅上昇分を帳消しに近い水準まで巻き戻された。今回の急落の背景として、以下のような複数の要因が指摘されている。まず、過剰レバレッジの解消に伴う強制清算が相次ぎ、約10億ドル規模のロングポジションが解消されたという。さらに、米長期金利や世界的な金利見通しの変化、リスク回避の高まりから、仮想通貨を含むリスク資産全体に売りが波及した。また、最近の上昇を支えていた資金流入、特に現物型ビットコインETFなどの新規マネーの停滞が、下値を支える「押し目買い」を困難にしていたという見方もある。この急落が示すのは、仮想通貨市場がまだ流動性やマクロ経済の変動に非常に脆弱であるという現実だ。一方で一部アナリストは、今回の下げが「過剰な熱狂の巻き戻し」に過ぎず、金利の正常化やリスク選好の回復があれば反発余地がある可能性も示唆している。【ニューヨーク金相場】NY金先物相場は1日、中心限月が前日比続伸し、終値は史上最高値圏となる1オンス=4,274.80ドルを付けた。 米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が一段と強まり、長期金利の低下とドル安が進行したことが安全資産とされる金への資金流入を促した。世界景気の減速懸念や地政学リスクの高止まりも下支え要因となり、金は11月以降、押し目を挟みつつも総じて堅調な推移を続けている。もっとも、一部では利下げ期待の織り込み過多や、株式市場が年末にかけて持ち直した場合の資金流出リスクを指摘する声もあり、高値圏では調整入りへの警戒もくすぶっている。
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