国内公表(買取価格1gあたり)
金 16,819円 (-139)
プラチナ 5,807円 (+176)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,346.60ドル (-28.50)
NYプラチナ ドル 1,168.10ドル (+31.60)

6/6、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値3,377.40ドル、高値3,398.30ドル、安値3,328.80ドル、終値3,346.60ドル、前日比-28.50(-0.84%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比13万9000人増。市場予想は13万人増。前回は14万7000人増(前回発表値17万7000人増)に下方修正された。失業率は4.2%と市場予想に一致し、前回から横ばいとなった。平均時給は前月比0.4%増。市場予想は0.3%増。前回は0.2%増だった。前年同月比は3.9%増。市場予想は3.6%増。前回は3.9%増(前回発表値3.8%増)に上方修正された。5月の非農業部門雇用者数は前月から減少し、労働市場の緩やかな減速が示唆された。一方、トランプ大統領は9日、自身のSNSで「スコット・ベセント財務長官、ハワード・ラトニック商務長官、そしてジェイミーソン・グリア米国通商代表部大使は、2025年6月9日(月)にロンドンで中国代表と貿易協定について会談する予定です。会談は順調に進むと見込まれます」と投稿。米中貿易交渉が進展するとの期待は主要通貨の重荷となった。ニューヨーク・債券市場では米国債が売られ米長期金利が4.50%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで下落。米労働市場の底堅い推移を背景にドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、米中貿易交渉の進展も意識され、金は安全資産としての逃避需要が縮小した。