- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 23,983円 (-741)
- プラチナ 11,831円 (-1,180)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,343.60ドル (-209.10)
- NYプラチナ ドル 2,134.60ドル (-356.50)
12/29、ニューヨーク市場の金は大幅安で反落。始値4,568.00ドル、高値4,581.30ドル、安値4,316.00ドル、終値4,343.60ドル、前日比-209.10(-4.59%)。【米中古住宅販売保留指数】全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の米中古住宅販売保留指数は、前月比3.3%増となり、市場予想を上回る伸びを示した。一方、前年同月比では0.3%減と小幅なマイナスにとどまり、住宅市場の回復がなお途上段階にあることを示している。海外メディアは、住宅ローン金利の低下が買い手の心理を改善させ、契約件数の増加につながったと分析している。とくに、秋以降の金利低下が住宅購入のハードルを下げ、潜在需要の一部を顕在化させたとの見方が強い。ただし、実際の販売完了件数は依然として低水準にあり、住宅価格の高さや在庫不足が重しとなっている点も指摘されている。市場では、今回の指標を住宅市場底入れの兆しと評価する一方、持続的な回復には金融環境のさらなる改善が必要との慎重な見方が広がっている。【ニューヨーク白金先物相場】ニューヨーク商品取引所(COMEX)のプラチナ先物は29日、劇的な下落を記録した。2月限は終値2,134.6ドルと、前日比356.5ドル(14.31%)安の安値引け。12月中に史上最高値圏の2,510ドル超まで急騰した後、利益確定売りやポジション整理が殺到した形だ。海外メディアは、この暴落を「過熱相場の巻き戻し」と位置づけている。トレーディング・エコノミクスによると、プラチナは年初来160%超の上昇を背景に、テクニカル調整が入ったとの見方が主流。金・銀・パラジウムも同時安で、貴金属セクター全体のリスクオフムードが広がった。要因として、南アフリカ供給制約による需給逼迫が続くなか、直前の地政学リスクの高まりでセーフヘイブン買いが過剰になった反動を指摘。WPICの四半期レポートでは、2025年も供給不足が3年連続で続き、在庫は消費5カ月分に低下と強気材料は健在だ。ただ、報道ではプラチナ固有のオート需要や水素経済への言及が少なく、金との連動を強調。プロアナリストからは「短期修正、中長期タイト継続」との声が上がる。30日アジア時間は小幅反発の兆しも、年末流動性低下でボラ高止まりか。【ニューヨーク金先物相場】29日のニューヨーク金先物市場では、中心限月2月物が1トロイオンス=4,343.6ドルと急反落し、前日比209.1ドル安(-4.59%)と今年の上昇局面では例を見ない大幅な下げとなった。 史上最高値圏での高値波乱となり、ここまで続いてきた「ゴールドラッシュ」に初めて本格的なブレーキがかかった格好だ。海外報道では、急落の背景として、過熱していたロングポジションの一斉解消や年末要因によるレバレッジ縮小に加え、ドル高進行と長期金利の持ち直しを挙げる向きが多い。一部では、CMEによる証拠金引き上げ観測や、直近の地政学リスク・ヘッドラインの落ち着きを受けた安全資産需要の一時的後退が、テクニカルな売りを誘発したとの分析も聞かれる。もっとも、月間・年間ベースでは依然として高い上昇率を維持しており、構造的な金買いトレンド自体が崩れたとの見方は少数派だ。 海外アナリストの多くは「バブル的な上昇の中での健全な調整」「弱い手の振るい落とし」と位置づけ、4,300ドル前後を当面の重要な支持水準として注視している。
コメント Comments
コメント一覧
コメントはありません。
トラックバックURL
https://www.kinzoku.jp/blog/12609/trackback/