- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 24,571円 (-252)
- プラチナ 12,245円 (-682)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,502.80ドル (-2.90)
- NYプラチナ ドル 2,274.00ドル (-37.30)
12/24、ニューヨーク市場の金は小幅安で4日ぶり反落。始値4,516.70ドル、高値4,555.10ドル、安値4,474.30ドル、終値4,502.80ドル、前日比-2.90(-0.06%)。【米新規失業保険申請件数】米労働省が本日発表した12月14日〜12月20日までの週次新規失業保険申請件数は季節調整済みで21.4万件となり、前週の22.4万件から1万件の減少となりました。これは事前の市場予想(約22.4万件)を下回る結果で、失業保険申請の減少は予想外の結果として受け止められています。雇用市場については、失業手当の申請件数が低水準で推移する一方、継続受給者数が増加している点も示されており、雇用情勢は「解雇が少ない一方で新規採用も鈍い」といった評価が各報道で共通しています。海外メディアはこのデータを「労働市場の底堅さを示す指標」とみる一方で、失業率が依然として高水準にある可能性にも言及。例えばAP通信は、11月の失業率が過去数年で高い水準にとどまっていることを背景に、今回の申請件数減少が必ずしも雇用改善を意味しない可能性を指摘しています。金融市場では、この弱めの雇用指標にもかかわらず、S&P500やダウなど主要株価指数が堅調に推移する局面も見られました。これはクリスマス休暇に伴う薄商いの影響もあると分析されています。総じて海外報道は、労働市場の現況を「大きな雇用削減は起きていないものの、新規雇用の伸び悩みや継続失業者の増加が示す構造的な弱さも残る」と評価しており、今後の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策や来年の景気動向を見極めるうえで注目すべきデータとの見方が強まっています。 【米MBA住宅ローン申請指数】米国の抵当銀行協会(MBA)が発表した週間住宅ローン申請指数(12月13〜19日)は、季節調整済みの全体指数が前週比で5.0%低下した。これは住宅ローンの新規申請件数が年末に向けて一段と落ち込んでいることを示している。内訳では、借り換え(リファイナンス)申請が前週比で減少し、購入向け申請も同様に低下。また未調整ベースでも総申請件数は6%超の減少となった。米住宅市場は季節性の影響を強く受ける時期に入りつつあり、例年、年末にかけて取引活動が鈍る傾向がある。一方でMBAの見解では、購入申請の年次ベースでの水準は前年同時期を上回っており、一定の底堅さも示唆されているとの指摘もある。平均的な30年固定金利は先週から緩やかに変動しているが、依然として高水準にあるため、借り手の慎重姿勢が続いている。経済専門家は、住宅ローン申請件数の減少は年末の季節要因に加え、住宅購入意欲の先細りや金利動向への慎重な見方が影響していると分析。来年に向けては労働市場やインフレ動向といったマクロ環境が住宅需要に引き続き大きく影響する見込みだ。 【ニューヨーク金先物相場】24日のニューヨーク金先物相場は、小幅反落した。COMEX金先物2月限は1オンス4,502.80ドルで引け、前日比2.90ドル(0.06%)安。最高値圏でのもみ合いが続き、アジア時間の高値更新後、米市場で利食い売りが優勢となった。取引レンジは4,474~4,555ドル台。海外メディアは、急騰後の高値警戒感を指摘。ロイターは「金・銀・プラチナが記録高値後に一息つき、4500ドル超えから小休止」と報じ、テクニカルな調整を強調した。 また、CNNは2025年の金相場が71%上昇し、1979年以来の年間最高益を更新中と評価、安全資産需要の強さを裏付けた。背景には米金利先安観と地政学リスクがあるが、米CPIや雇用指標を前に投資家が慎重姿勢。トレーディング・エコノミクスによると、24日時点で月間8.78%上昇、年間70.67%高と強気基調は維持。 マーケット・ウォッチのデータでも終値付近4,485ドルで推移し、底堅さ示した。今後、FRB政策動向が焦点。専門家は実質金利低下が支援材料と見る一方、短期調整リスクを警告。金は依然高値圏で推移し、中長期上昇トレンド継続の見方が多い。
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