- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 24,222円 (+477)
- プラチナ 10,995円 (+453)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,387.30ドル (+22.80)
- NYプラチナ ドル 2,054.80ドル (+57.30)
12/19、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値4,363.60ドル、高値4,389.00ドル、安値4,336.30ドル、終値4,387.30ドル、前日比+22.80(+0.52%)。【米中古住宅販売件数】米国の中古住宅販売市場は11月に前月比で0.5%増加し、季節調整済み年率413万件となった。これは3カ月連続の小幅上昇であるものの、前年同月比では約1%の減少となり、依然として緩い回復基調にとどまっている。販売の伸びは、秋にかけて住宅ローン金利がやや低下したことが下支えしているが、高止まりする金利と経済全体の不透明感が買い控え要因として残る。在庫状況は引き続きタイトで、10月比で5.9%減の約143万戸と、供給不足が市況の重荷となっている。これにより需給バランスは依然として買い手優位とは言い難く、価格は年率中央値で409,200ドルと前年同月比1.2%上昇し、29カ月連続で高値更新となった。地域別では、北東部と南部で販売が増加した一方、中西部では減少、西部は横ばいだった。こうした差異は地域景気や在庫状況の違いを反映している。報道各社は、今回の数字を「市場の底打ちの兆し」と評価しつつも、「大幅な回復には至っていない」との見方を示す。経済の先行き不透明感、住宅価格の高止まり、依然として抑制的な買い意欲が、潜在的な買い手の動きを鈍らせているとの指摘もある。【米ミシガン大学消費者信頼感指数】米国の12月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は52.9となり、市場予想の53台前半を下回ったことが海外メディアの速報・分析で伝えられた。これは11月の51.0から改善したものの、当初の速報値(53.3)やエコノミスト予想(53.4〜53.5程度)を下回る結果となった。海外報道は、指数がわずかに上昇したものの、依然として消費者心理が低迷している点を強調している。特に「消費者の購買力や雇用不安が強く意識され、景気に対する懸念が根強い」との指摘が目立つほか、現況判断指数は歴史的な低水準付近にあるとの分析も出ている。消費者期待指数は小幅改善がみられるが、前年同月比では約30%低い水準で推移するとの報道もあり、家計マインドの弱さが浮き彫りとなった。インフレ期待は1年先で若干の上方修正がみられたが、依然高めにとどまっているという。また、海外市場ではこの結果を受けてドルや株式などへの影響を見極める動きが続いている。消費者信頼感は米GDPの大部分を占める個人消費の先行指標として注目されており、今回の結果は年末商戦や2026年の景気見通しに与える影響として読み解かれている。【ニューヨーク金先物相場】19日のNY金先物は4,387.3ドルと続伸し、過去最高値圏での高値追い基調を維持したもようです。上昇幅は前日比+22.8ドル(+0.52%)と適度な値幅にとどまり、急騰後の調整を挟みつつも強いトレンドが温存されているとの見方が海外で広がっています。米長期金利の低下基調と年内追加利下げ観測が、安全資産としての金需要を支えたとの解説が多く、米株高と金高が併存する「流動性相場」の色彩が改めて意識されています。一方で、インフレ鈍化ペースの不確実性や地政学リスクの長期化がヘッジ需要を下支えしているとの指摘もみられ、ファンド勢の押し目買いが上昇局面を主導したと分析されています。テクニカル面では、50日・200日移動平均線を大きく上回る水準が続いており、高値警戒感を意識しつつも、当面は金利・為替・株式市場の変動をにらんだ神経質な高値圏での攻防が続くとの見通しが優勢です。
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