- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 22,975円 (-23)
- プラチナ 8,892円 (-147)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,243.00ドル (+10.50)
- NYプラチナ ドル 1,660.60ドル (-2.10)
12/4、ニューヨーク市場の金は小幅高で2日続伸。始値4,234.50ドル、高値4,251.10ドル、安値4,203.30ドル、終値4,243.00ドル、前日比+10.50(+0.25%)。【米失業保険申請が3年ぶり低水準】米労働省が発表した11月23日〜11月29日の米新規失業保険申請件数は前週比で減少し、季節調整後で約3年ぶりの低水準となる19万1000件にとどまった。景気減速懸念や一部企業の人員削減計画が続く中でも、レイオフ動向は限定的との見方が強まっている。一方、同期間の継続受給者数は 193万9000件と高止まり傾向が続き、再就職のペースが必ずしも加速していないとの指摘も浮上している。海外報道は、「解雇は少ないが採用も積極化せず」という“ノー・ハイヤー、ノー・ファイア”状態が継続している点を強調。労働市場の急速な悪化懸念は後退した一方、雇用拡大力の弱さは依然として課題とされ、今後のFRB金融政策判断にも影響を与える可能性があるとの見方が広がっている。【米製造業新規受注】米商務省が発表した9月の米製造業新規受注は前月比+0.2%となり、海外メディアは市場予想の+0.5%を下回った点を中心に慎重姿勢を示した。特にロイターなどは、8月分の改定値+1.3%から増勢が鈍化したことを指摘し、回復力に陰りが見られるとの評価を報じている。また、製造業活動は関税コストやサプライチェーンの混乱が依然重荷となり、景況全体の持ち直しが限定的との観測も浮上した。一方、「航空機を除く非国防資本財受注」が堅調だった点は企業投資の底堅さを示す材料として捉えられ、米経済の減速懸念と耐久投資需要の回復期待が交錯する構図が強まっている。【ニューヨーク金相場】5日朝のニューヨーク金先物相場は、6日連続で終値4200ドル台を維持し、史上最高値圏での強気トレンドが継続した。海外メディアは「4200ドル超えの定着」を構造的要因で説明、FRBの12月利下げ観測が実質金利低下を促し、金を押し上げたと分析。テクニカル面では、4225~4300ドルがレジスタンス帯、4243ドルはブレイク予備軍の水準と位置づけられる。10月の高値4398ドルから5%未満の押し目圏で、各国中央銀行の記録的購入や地政学リスクの高まりが安全資産需要を下支え。マクロ環境では、米欧製造業PMIの低迷がソフトランディング懸念を強め、トランプ政権下のFRB圧力観測も追い風。レポートは「インフレ鈍化なら5000ドル超えも」と強気シナリオを提示する一方、利下げ見送り時の4000ドル割れリスクを警告。総合的に、4243ドルはファンダメンタル裏付けのある高値と評価され、上値追い継続もイベント前ボラティリティ拡大に警戒が必要だ。
コメント Comments
コメント一覧
コメントはありません。
トラックバックURL
https://www.kinzoku.jp/blog/12533/trackback/