- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 22,834円 (+372)
- プラチナ 8,758円 (+163)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 4,213.60ドル (+97.30)
- NYプラチナ ドル 1,631.40ドル (+33.10)
11/12、ニューヨーク市場の金は大幅高で反発。始値4,132.20ドル、高値4,218.50ドル、安値4,104.40ドル、終値4,213.60ドル、前日比+97.30(+2.36%)。米全米自営業連盟(NFIB)が11日に発表した10月の中小企業楽観度指数は、前月の98.8から0.6ポイント低下し98.2となった。海外報道によると、指数は依然として1970年代以降の平均値「98」を上回る水準を保つものの、6か月ぶりの低さとなり、景況感の鈍化が示された。NFIBは「不確実性指数」が今年最低の88へと12ポイント下がり、経営者心理に一定の落ち着きが戻ったと指摘する一方で、売上や利益が悪化傾向にあることを警戒。過去3か月の売上増を報告した企業はマイナス13%と低迷した。労働市場では依然として人手不足が深刻で、32%の企業が「求人に応募がない」と回答し、「労働の質」を最大の課題とする割合も27%に上昇した。価格転嫁の動きは鈍化したものの、物価上昇圧力は根強い。米メディアは「小幅な低下だが先行きに注意が必要」と報じている。米政府機関の閉鎖解除への期待が急速に高まっている。米下院は、約2か月に及ぶ史上最長の閉鎖を終わらせるためのつなぎ予算案を審議しており、すでに上院で可決された法案が下院を通過すれば、政府機関の再稼働が現実味を帯びる。海外報道によると、市場では政府機能再開を織り込み、株式相場が上昇、金価格も上向くなど投資家心理の改善が広がっている。航空交通管制など一部業務では欠員が減少し、正常化の兆しも見え始めた。一方で、医療保険補助金を巡る与野党対立や、長期閉鎖による行政機能の遅延が懸念され、完全な回復には時間を要するとの見方もある。政治的混乱の影響で国民の不信感は根強く、再び同様の事態が起きる可能性も否定できない。閉鎖解除への期待が高まる中、米政権と議会には持続的な合意形成が求められている。12日のニューヨーク金相場は大幅に反発し、12月限の金先物価格は前日比2.36%高の1トロイオンス=4,213.60ドルで取引を終えました。これは約2週間ぶりの高値水準であり、米国の政策金利引き下げ期待や米労働市場の指標低迷が買いを支えました。さらに、中国人民銀行が12カ月連続で金準備を増やし続けていることも市場心理を後押ししています。一方で、米政府機関の閉鎖解除が安全資産需要を抑制するとの見方もありますが、地政学的リスクやインフレ懸念が依然として投資家の金買いを促している状況です。海外の金融報道では、短期的な需給の強さと中長期的なインフレ懸念を背景に金の上昇トレンドが継続すると分析されています。全体として、12日の金相場は複数の要因が重なり堅調な動きを示した日と評価されています。