- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 18,493円 (-6)
- プラチナ 7,369円 (-17)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 3,635.50ドル (+43.30)
- NYプラチナ ドル 1,455.10ドル (+42.90)
9/3、ニューヨーク市場の金は6日続伸。始値3,600.00ドル、高値3,640.10ドル、安値3,592.40ドル、終値3,635.50ドル、前日比+43.30(+1.21%)。米抵当銀行協会(MBA)より発表された先週(08/23-08/29)の住宅ローン申請指数は、前週比1.2%減。前回は0.5%減だった。米30年固定ローン金利は6.64%と、前週の6.69%から低下。購入指数(季節調整済)は前週比-3%。前年比+17%。リファイナンス指数は前週比+1%。前年比+20%となった。市場は、金利が落ち着いた一方で持続的な申請増加には至らず、一時の反発から再び慎重局面へとシフトしているようです。特に購入市場の弱さが目立っており、この週の動きは慎重な調整局面の表れと評価できます。米労働省(BLS)より発表された7月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は718万1000件。市場予想は740万件。前回は735万7000件(前回発表値743万7000件)に改定された。7月の米JOLTS求人件数は予想を下回ったものの、BLSはほぼ横ばいと表現しており、統計的には大きな変化ではないとしています。しかし、ここ数カ月の弱含みの傾向は継続中と見るのが妥当です。労働需要の軟化により、米連邦準備制度理事会(FRB)は今後の利下げに動く可能性が高まっています。米商務省センサス局より発表された7月の製造業新規受注は1.3%減。市場予想は1.6%減。前回は4.8%減だった。7月の米新規受注は縮小が続いているものの、わずかながら改善の兆しも同時に見られるという微妙な局面にあります。航空機関連での落ち込みこそ目立ちましたが、企業の設備投資需要、特にAI関連の影響が新たな支えとなっている点はポジティブと捉えられます。ニューヨーク・債券市場では米国債が買われ米長期金利が4.21%台まで低下。利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場でユーロは対ドルで上昇。金利差の縮小も意識されドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。また、金は最高値を更新し、市場は追い金姿勢へと傾いています。特にFRBの利下げ期待やドル安、地政学リスクが相乗効果をもたらしています。海外メディアによると、金価格は2025年初来で+38%の上昇となっており、年内に4,000ドル、さらには2026年に5,000ドルまで上昇する可能性も示唆しています。9月4日9時30分現在、ロンドン金は3,550ドル台で推移しています。