国内公表(買取価格1gあたり)
金 17,809円 (+192)
プラチナ 7,058円 (+68)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,516.10ドル (+41.80)
NYプラチナ ドル 1,370.50ドル (+8.80)

8/29、ニューヨーク市場の金は4日続伸。始値3,477.20ドル、高値3,518.50ドル、安値3,463.00ドル、終値3,516.10ドル、前日比+41.80(+1.20%)。米商務省経済分析局より発表された7月の個人消費支出(PCE)価格指数によると、総合PCEは前月比0.2%上昇と市場予想に一致。前回は0.3%上昇だった。前年比は2.6%上昇と市場予想に一致。前回は2.6%上昇だった。食品とエネルギーを除くコアPCEは、前月比0.3%上昇と市場予想に一致。前回は0.3%上昇だった。前年比は2.9%上昇と市場予想に一致。前回は2.8%上昇だった。米商務省経済分析局より発表された7月の個人所得は、前月比0.4%増と市場予想に一致。前回は0.3%増だった。個人支出は前月比0.5%増と市場予想に一致。前回は0.4%増(前回発表値0.3%増)に改定された。コアPCEは6月から上昇し、2025年2月以来の高水準。個人支出は過去数カ月で最大の伸びとなりました。インフレが停滞せず上昇傾向にあることは、米連邦準備制度理事会(FRB)にとって慎重な姿勢を強いる可能性があります。特にコアPCEが高止まりする中で、利下げを進めるにはさらなるデータの裏付けが必要です。それでも、労働市場の軟化が進行中であることを踏まえ、金利判断には柔軟性が保たれているという見方が優勢となっています。米商務省センサス局より発表された7月の卸売在庫(速報値)は、前月比0.2%増と市場予想に一致。前回は0.1%増だった。7月の卸売在庫(速報値)は堅調であり、供給過剰でも不足でもない良好な調整が続いている状況です。米ミシガン大学より発表された8月の消費者信頼感指数(確報値)は58.2。市場予想は58.6だった。現況指数は61.7と、前月の68.0から低下。期待指数は55.9と、前月の57.7から低下した。1年先のインフレ期待は4.8%と、前月の4.5%から上昇。5年先のインフレ期待は3.5%と、前月の3.4%から上昇した。8月は予想を下回りかつ7月比で顕著に低下したことから、消費者心理の冷え込みと不透明感の増大が示されました。特に現状の評価が大きく悪化し、将来の期待も後退。一方、インフレ期待が再上昇しており、消費の慎重姿勢が続く可能性があります。ニューヨーク・債券市場では米国債が売られ米長期金利が4.23%台まで上昇。利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで下落。ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、米PCEは中立的な内容に留まり、米消費者信頼感指数は下方修正され、利下げ見通しを支持する内容と受け止められました。ニューヨーク金先物は終値ベースで初の3,500ドル超と最高値を更新。市場は次週発表される米雇用統計に注目しており、結果次第で金が上値を伸ばすのか、あるいは調整局面に入るのかが左右される見通しです。