国内公表(買取価格1gあたり)
金 17,356円 (+82)
プラチナ 7,210円 (-33)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,432.40ドル (+14.40)
NYプラチナ ドル 1,432.50ドル (-0.60)

7/29、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値3,415.60ドル、高値3,437.30ドル、安値3,415.60ドル、終値3,432.40ドル、前日比+14.40(+0.42%)。米商務省センサス局より発表された6月の卸売在庫(速報値)が、前月比0.2%増。市場予想は0.2%減。前回は0.3%減だった。S&Pケース・シラーより発表された5月の米主要20都市住宅価格指数は、前年同月比2.79%上昇と、4カ月連続で減速した。市場予想は2.9%上昇。前回は3.44%上昇(前回発表値3.42%上昇)に上方修正された。米労働省より発表された6月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は743万7000件。市場予想は750万件。前回は771万2000件(前回発表値776万9000件)に下方修正された。求人件数は3カ月ぶりに減少し、労働市場の緩やかな減速が示唆された。米民間調査機関コンファレンス・ボードより発表された7月の消費者信頼感指数は97.2。市場予想は96.0。前回は95.2(前回発表値93.0)に上方修正された。7月の消費者マインドは予想以上に改善し、経済や労働市場に対する先行き懸念が和らいでいることが示された。一方、米国と中国は29日、スウェーデンのストックホルムで閣僚級の貿易協議を開催。ベッセント米財務長官は記者団に対し、両国が一時停止している関税措置の停止期限を90日間延長した上で、協議を継続する方針を明らかにし、トランプ米大統領に最終決定を伺うという。ニューヨーク・債券市場では米国債が買われ米長期金利が4.32%台まで低下。利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場でユーロは対ドルで下落。積み上がったドル買いポジションを巻き戻す動きが優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、世界的な貿易戦争への懸念が和らいでいることや、米消費者信頼感指数が改善傾向であることが重しとなった。金は安定基調が続くと予想されますが、今後上昇には慎重な動きになるとの見方もでています。7月30日9時30分現在、ロンドン金は3,320ドル台で推移しています。