- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 17,127円 (+80)
- プラチナ 6,422円 (+112)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 3,402.40ドル (+58.70)
- NYプラチナ ドル 1,275.10ドル (+15.50)
6/12、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値3,377.50ドル、高値3,419.80ドル、安値3,358.50ドル、終値3,402.40ドル、前日比+58.70(+1.76%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された5月の生産者物価指数(PPI)によると、総合指数は前月比0.1%上昇。市場予想は0.3%上昇。前回は0.2%低下(前回発表値0.5%低下)に上方修正された。前年同月比は2.6%上昇と市場予想に一致。前回は2.5%上昇(前回発表値2.4%上昇)に上方修正された。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.1%上昇。市場予想は0.3%上昇。前回は0.2%低下(前回発表値0.4%低下)に上方修正された。前年同月比は3.0%上昇。市場予想は3.1%上昇。前回は3.2%上昇(前回発表値3.1%上昇)に上方修正された。5月の米PPIはインフレの鈍化が示され、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動くとの期待が高まった。米労働省雇用統計局より発表された先週(06/01-06/07)の新規失業保険申請件数は前週比変わらずの24万8000件。市場予想は24万件。前回は24万8000件(前回発表値24万7000件)に上方修正された。31日終了週の失業保険継続受給者数は、前週比5万4000件増の195万6000件。市場予想は190万7000件。前回は190万2000件(前回発表値190万4000件)に下方修正された。米失業保険継続受給者数は2021年以来の高水準となり、再就職が困難になっていることが示唆された。一方、米国の複数のメディアは12日、イスラエルがイランへの攻撃を数日中に実施することを検討しているとし、イランは報復でアメリカの軍事施設を攻撃する可能性があると報じた。トランプ米大統領はイスラエルのイランへの攻撃について「十分に起こり得る」との見方を示した。ニューヨーク・債券市場では米国債が買われ米長期金利が4.36%まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場でユーロは対ドルで上昇。米利下げ観測の高まりや、金利差の縮小が意識されドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。また、中東情勢の悪化懸念を背景に、金は安全資産としての逃避需要が拡大。終値ベースでは5月7日ぶりに3,400ドルの大台に乗った。6月13日9時30分現在、ロンドン金は3,410ドル台で推移しています。