金相場リアルタイムチャート etc
米ドル/円
プラチナ
銀
パラジウム
4/19、ニューヨーク市場の金相場は下落。地政学的リスクの緩和から金は反落した。金/ドル=1,348.80(-4.70)、プラチナ/ドル= 940.10(-5.70)、銀/セント= 1,723.90(-0.90)、パラジウム/ドル=1,026.45(-8.50)、ドル/円= 107.35(+0.13)
2000~2016年の国内金相場推移
国内の金相場 (買取価格) |
最高値 (1gあたり) |
最安値 (1gあたり) |
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2000年度 | 1,134円 | 947円 |
2001年度 | 1,223円 | 987円 |
2002年度 | 1,410円 | 1,207円 |
2003年度 | 1,523円 | 1,298円 |
2004年度 | 1,563円 | 1,411円 |
2005年度 | 2,130円 | 1,442円 |
2006年度 | 2,628円 | 2,023円 |
2007年度 | 3,154円 | 2,427円 |
2008年度 | 3,443円 | 2,279円 |
2009年度 | 3,576円 | 2,423円 |
2010年度 | 3,924円 | 3,178円 |
2011年度 | 4,878円 | 3,642円 |
2012年度 | 4,827円 | 4,090円 |
2013年度 | 5,255円 | 3,999円 |
2014年度 | 5,039円 | 4,266円 |
2015年度 | 5,298円 | 4,433円 |
2016年度 | 4,941円 | 4,385円 |
2000~2016年のNY金相場推移
NYの金相場 (終値) |
最高値 (ドル/オンス) |
最安値 (ドル/オンス) |
---|---|---|
2000年度 | $318.70 | $265.30 |
2001年度 | $294.80 | $256.60 |
2002年度 | $349.40 | $278.40 |
2003年度 | $412.80 | $322.20 |
2004年度 | $457.80 | $300.40 |
2005年度 | $531.50 | $414.30 |
2006年度 | $721.50 | $527.80 |
2007年度 | $837.60 | $609.40 |
2008年度 | $1,004.30 | $705.00 |
2009年度 | $1,218.30 | $807.30 |
2010年度 | $1,421.20 | $1,052.80 |
2011年度 | $1,888.70 | $1,314.00 |
2012年度 | $1,796.50 | $1,536.60 |
2013年度 | $1,693.20 | $1,193.60 |
2014年度 | $1,379.00 | $1,142.60 |
2015年度 | $1,300.70 | $1,049.60 |
2016年度 | $1,372.60 | $1,060.20 |
金とプラチナの関係
金相場よりもプラチナ相場が高いという状態が続いていたが、現在ではプラチナ相場よりも金相場の方が高いという逆転状態が続いている。金相場が上がるとプラチナ相場が下がるという訳ではなく、金とプラチナそれぞれに変動要因がある。まずは金とプラチナの需要を見てみる。
金は個人買い、中央銀行の保有、宝飾品(半数以上)としての需要。プラチナは宝飾品の他に工業用としての需要が半数以上を占めている。次に金とプラチナの弱材料と強材料を見てみる。
金の弱材料はドル高(利上げムードの高まり)、インド(農作物価格低迷)による金買い消費の低迷。強材料は中国(経済減速懸念)、ロシア(原油下落、経済不振)による金買い消費の増加。
プラチナの弱材料はドル高、米利上げによる世界経済の弱含み懸念、中国需要減少懸念、鉱山会社ロンミン(世界生産大3位)の事業閉鎖回避、フォルクスワーゲン問題。強材料はジンバブエ(世界生産第3位)の電力供給制限からの供給減少懸念。
これらを比べてみると共通している部分もあるが、プラチナの方が弱材料が多いことが分かる。
金とドルと原油の関係
世界の基礎通貨はドルであり、世界経済もまたドルに依存している。ドル安になればドルの資産価値は減り、その他の通貨や資産に投資することになるが、その選択肢の一つとして金がある。金もドル建てで取引されているため、ドル安になれば金高になり、ドル高になれば金安になるという構図が一般的な解釈だろう。
米国経済の動向も金とドルに大きな影響を与える。米国経済指標である金利動向、消費者物価指数、鉱工業生産、失業率などの数値が好調なら、金が売られてドルが買われ、逆ならドルが売られて金が買われることになる。
原油においても金同様、ドル安=原油高、ドル高=原油安という構図になり、有事の際には金と原油が上昇すると言われている。しかし、最近ではこの構図に当てはまっておらず、世界需要の減少や増大が相場に影響を与えていると見られる。
金などの主要貴金属について
- 金
ゴールド
Au - 主に宝飾品としてK18(750/1000)の品位が使われている。イエローゴールド(YG)とホワイトゴールド(WG)は定番の貴金属だろう。パラジウムやニッケルなどの割り金で色を変えることができ、イエロー、ホワイト、ピンク、ローズ、グリーンとバリエーションも豊富。
- 白金
プラチナ
Pt - 日本では通称白金(はっきん)だが、プラチナと呼ぶのが一般的になっている。欧米のブライダルジュエリーで人気なのは金だが、日本ではプラチナの方が人気が高い。純プラチナは軟らかいので、パラジウムなどの割り金で品位の調整をしている。
- 銀
シルバー
Ag - シルバーといえばカジュアルに好まれている貴金属だろう。硫化により黒く変色してしまうのが難点だが、磨き直しもできる。宝飾品は925の品位が多い。925の中でも銅のみを混ぜた合金であるスターリングシルバーは時効硬化に優れている。
- パラジウム
Pd - 白金族に属する白色金属。貴金属として宝飾品にも使われており、プラチナ850~950やホワイトゴールドの割り金として利用されている。造幣局の貴金属品位証明制度において、金、プラチナ、銀の品位検定は行われているが、パラジウムの品位検定は行っていない。
金について
金は装飾品として利用された最古の金属で、古くから貴金属の価値を認められてきました。また銀や銅と共に貨幣用金属の一つであり、貨幣や金貨としても流通しました。その利用価値の高さゆえ豊かさと富の象徴であり、金その物の所有や鉱山の所有、採掘の権利などが個人から国家の規模でしばしば争奪や係争の要因にもなりました。現在では技術の発達と共に歯科、エレクトロニクスなど様々な分野で利用されています。
金貨について
世界には様々な種類の金貨が存在します。金貨には大きく分けて通貨型金貨、地金型金貨、収集型金貨などがあります。金貨をアクセサリー類に利用したり、収集しているコレクターなども存在します。金貨の中でも最も信頼の高い、カナダの国旗にも描かれているカエデの葉が印象的な「メイプルリーフ金貨」はとても有名ですね。メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、カナダ中央政府が保証する通貨。国際的な信頼もあり、すぐに現金化できると田中貴金属も太鼓判を押しています。
金の刻印について
金などの貴金属に刻印される品位は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準規格)により純度を千分率で表すことになっています。ですが、金については24分率いわゆるカラットで表す習慣が残っています。これは金特有の表示方法です。また、日本では999.9%以上なければ純金(K24 or 1000/1000)の表示は出来ません。
金の比重について
金の比重は比重計という機材で調べることができます。比重計とは、どんな物質にもある比重値というものを測る機材です。比重値が分かることで、金、プラチナ、銀などの様々な貴金属の判別ができます。比重計は買取の際にも使われており、貴金属の品位判別において参考程度に利用されるようです。また、金などの貴金属買取を専門的に行っているお店なら比重計は必ず置いてあります。
金買取店の選び方について
まずは色々なお店の買取価格を比べてみましょう。インターネットで検索すればたくさんお店が出てきますので、売りたい品位の1gあたりの買取価格が高いお店をリストアップしておきましょう。大々的に宣伝しているからといって高いわけではありません。十分に気を付けましょう。
金買取手数料について
買取手数料として、査定金額より2割から3割引く貴金属買取業者が数多く存在しています。手数料はなぜ引かれるのか?自社で工場を持っているお店は買取した貴金属の精錬を行います。精錬の技術にもよりますが、基本的な目減りは1~2%前後と言われています。こういった理由から自社工場を持っているお店が小額の手数料を引くというのは納得がいきます。