金 4,620円 (-3)

プラチナ 4,374円 (-45)

10月18日、ニューヨーク市場の金相場は反落した。米国株式相場の下落や、ユーロ圏債務危機へのドイツとフランスの取り組みに関する不透明感を背景に、金は最近の大幅上昇を受けた値固めの展開となった。欧州連合(EU)首脳会議を前に、加盟国予算に対する欧州委員会の経済・通貨担当委員の権限強化などの問題で、中核国であるドイツとフランスの見解の相違が鮮明になった。これを受け、ドルは対ユーロで上昇し、金相場は下落した。米国の新規失業保険申請件数の急増で下落したニューヨーク市場のS&P500指数につれ安となった。中国の第3四半期の国内総生産(GDP)は7期連続で減速したものの、他の指標は年末にかけての緩やかな回復を示した。アナリストらは、金は9月に米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した量的緩和第3弾(QE3)を受けた楽観は既に織り込み済みだとしている。最近の後退にもかかわらず、金はまだ8月中旬の水準より150ドル高い。PVMフューチャーズのトレーダー、カルロス・ペレスサンタラ氏は、「相場を動かす大きな材料が他になければ、金相場は軟調を続け、下値を試すだろう」と語り、その理由について、買い手に次の上げ相場まで待つ忍耐力がないかもしれないからだ、と指摘した。東京貴金属の金相場は3日続伸。ニューヨーク金の上昇や円の緩みを受け、買い戻し先行で始まった。その後も堅調に推移したが、午後に入るとNY時間外安を眺めて伸び悩んだ。