金 4,588円 (-19)

プラチナ 4,344円 (-66)

10月10日、ニューヨーク市場の金相場は、ほぼ横ばいで引けた。悪化するユーロ圏債務危機への懸念の再燃に加え、世界経済全般への不安が、インフレヘッジ手段としての金の魅力を低下させた。アナリストらによると、金は9月末までの4カ月間連続で上昇しており、一部の投資家は利益確定売りを出す可能性がある。最近の相場上昇局面で1オンス=1800ドルを突破できなかったことも、テクニカルな圧力をもたらした。米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)や他の主要な中央銀行が経済成長促進のため資金供給を続けるとの期待から、金相場は5日に11カ月ぶりの高値を付けていた。HSBCの金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「米国や他国の追加金融緩和はもはや新しいニュースではなく、金融緩和だけを材料に金がさらに大量に買われる見込みはない」と語った。国際通貨基金(IMF)が、ユーロ圏の債務危機が世界の金融安定の主たる脅威となっており、金融の安定性は過去半年間で低下したとの認識を示したことを受けて、金は圧迫された。米連邦準備制度理事会(FRB)が10日発表した地区連銀景況報告(ベージュブック)は、おおむね材料視されなかった。東京貴金属の金相場は続落。前日のニューヨーク相場下落を受け、買方の手じまい先行で始まった。その後は同時間外の引き締まりを背景に一時下げ渋ったものの、引けにかけて再び売られた。