金 4,661円 (+30)

プラチナ 4,439円 (+50)

10月3日、ニューヨーク市場の金相場は、原油価格の下落や堅調なドルにもかかわらず、予想より良い数字となった米雇用関連統計やサービス業の景況指数が、インフレヘッジ資産として金への投資を支えた。欧州や中国の悲観的な経済指標が需要への懸念を深め、ブレント原油先物が3%超下落したが、金はわずかに上昇した。米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が同日発表した9月の全米雇用報告が市場予想を上回ったほか、持ち直しつつある非製造業部門の活動など、米経済が穏やかな成長軌道にあることが示され、金相場はほぼ米株式市場に追随した。ただ、ADPなど民間指標は、大幅な経済の回復兆候が見られるまで米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を低く抑えるとの見方を変えるほどではなかった。RJオブライエンの上級商品ブローカー、フィリップ・ストライブル氏は「FRBが実施した量的緩和第3弾(QE3)が、新たな投資家を金市場に呼び込み、金価格を支えている。豪ドルなどのリスク通貨から投資資金を引き揚げ、金市場に『避難』している」と話した。また、中東の地政学的緊張の高まりも金価格を支えた。トルコ南東部で女性1人と子供4人が、シリア領内から発射された迫撃砲で死亡したことに報復するため、トルコはシリアに対して砲撃した。東京貴金属の金相場は小反落。前日のニューヨーク金先物相場の下落を受け、手じまい売りが先行して始まった。その後は、NY時間外相場が底堅く推移するとともに、円相場が引き緩んだのを眺め、下げ渋った。