金 4,594円 (-8)

プラチナ 4,317円 (+24)

9月28日、週末のニューヨーク市場の金相場は軟調。ただ四半期ベースでは、各国中央銀行による景気刺激策や緩和的な金融政策などで、インフレヘッジ資産としての魅力が高まり、2年超ぶりの上昇となった。年初来高値をにらむ展開の中、四半期末を前にポジション調整に絡んだファンド筋の大量の買いが入り、金先物の未決済約定残高は1年ぶりの高水準まで積み上がっている。金価格はユーロ建てで2営業日連続で最高値を更新し、欧州経済の先行き不透明感が広がる中、ユーロの弱さと、安全資産としての金の位置づけが改めて浮き彫りとなった。スペインの主要金融機関を対象に行われた特別検査(ストレステスト)の結果が発表され、景気悪化を乗り切るには資本注入が必要なことが示されたほか、フランスのオランド社会党政権が編成した2013年当初予算案で、富裕層への75%課税などが含まれたことなどが、金価格を支えた。SICAウェルス・マネジメントの最高投資責任者(CIO)ジェフリー・シイカ氏は、「財政赤字や政府債務の問題解決にみじめなほど失敗している政府に対して、投資家らが抗議するために金は利用されている」と話した。東京貴金属の金相場は5営業日ぶりに反発。ニューヨーク金先物相場の急伸を映し、手じまい買い先行で始まった。その後も、強含みに推移するニューヨーク時間外相場を眺め、終日堅調を持続した。