金 4,551円 (-14)

プラチナ 4,246円 (+14)

9月26日、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル高を背景とした売りから反落した。スペインやギリシャでは相次いで、財政緊縮策に反対する抗議デモやストが行われた。加えて、欧州債務危機対策をめぐるユーロ圈各国の足並みの乱れも懸念され、外国為替相場ではユーロ売り・ドル買いが進んだ。これを受けて、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じ、金塊は売りが先行した。利益確定売りも目立ったとの見方もあった。8月の住宅販売件数は前月比0.3%減少し、市場予想を下回ったものの、相場の反応は限定的だった。東京貴金属の金相場は3営業日続落。ニューヨーク金時間外相場の下落を受け、買方の手じまいなどが先行して始まった。ただ、その後は同時間外の下げ渋りを背景にした買いが入り、全般に下げ幅を縮小した。