金 4,581円 (+83)

プラチナ 4,414円 (+123)

9月12日、ニューヨーク市場の金相場は急伸し、金現物は一時、年初来高値に迫った。米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)を実施すると発表したことが好感された。メルク・ファンズの最高投資責任者(CIO)、アクセル・メルク氏は「FRBは経済成長確保の責務を強調しており、インフレについてはリップサービスとして言及する以上のケアはない」と述べた。また、「金相場は今後数年間は非常に堅調に推移するだろう」との見方を示した。一方、金融緩和に懐疑的な見方もある。ロイターのデータによると、量的緩和の回数が増えるにつれて資産パフォーマンスは低下する傾向にある。また、FRBの政策の効果が表れるまでに1年間程度かかる場合もある。金相場は各国中央銀行による追加刺激策実施の観測が広がったことで8月に10%上昇し、年初来では13%高となっている。ただ、FRBが1月、ゼロ金利政策を2014年終盤まで維持すると発表したときには15%上昇した。RJオブライエンの上級商品ブローカー、フィリップ・ストライブル氏は、FRBの追加緩和の内容が市場予測より小規模だったため、金相場見通しは依然として悪化する可能性があるとの見方を示した。東京貴金属の金相場は反落。ニューヨーク金が利食い売りに下落した流れを引き継ぎ、買方の手じまい先行で始まり、その後も軟調に推移した。