金 4,575円 (-14)

プラチナ 3,691円 (-21)

12/21、ニューヨーク市場の金相場はほぼ変わらず。ただ、ドル高が一服する中、安値拾いの買いが入り、前日付けた10カ月半ぶりの安値を上回った。11月の米大統領選以降のドル高や、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速示唆により、金相場は大きく値を下げた。金現物は1930GMT(日本時間午前4時半)時点で、0.06%安のオンス当たり1311.11ドル。米先物2月きりの清算値は0.04%安の1133.20ドル。独コメルツバンクのアナリスト、カルステン・フリッチェ氏は、金は金融市場の全般的な動向から支援を受けたと指摘。「ドルは小安くなり、米国債利回りも小幅低下した」と話した。FRBは先週、来年に3回以上の利上げを実施することを示唆した。金利が付かない資産である金の保有コストを高め、ドル建ての金を圧迫するドル高を招く米金利上昇に、金相場は非常に敏感だ。キャピタル・エコノミクスはリポートで、「トランプ次期米大統領の一段のインフレ政策に対応する形でFRBが一層積極的な利上げを進めることで、金が今後数カ月、さらに値を下げるリスクがある」と明言した。一方で、「インフレへのヘッジ需要が増加し、金は中期的には回復する。地政学的な不透明感の持続による安全資産への逃避的な買いにも十分支援される」との見通しも示した。金上場投資信託(ETF)からの大量な資金流出も、金相場を圧迫している。HSBCはリポートで、「世界最大の金ETFであるGLDの保有高は、米大統領選以降で13%減の2660万オンスに減少した」と指摘した。東京貴金属の金相場は総じて下落。終値は、中心限月2017年10月先ぎりが前日比3円安の4281円、ほかは12月当ぎりの5円高を除き、1~5円安。日中立ち合いは、前日のニューヨーク金先物相場が、投資家のリスク選好意欲の強まりから3営業日ぶりに反落した地合いを引き継ぎ、売りが先行して始まった。その後は、取引中のNY金の戻りを眺めて下げ幅を縮小し、当ぎりはプラス圏に切り返した。東京ゴールドスポット100は5円高の4295円。銀は30銭~1円高。12月当ぎりは出合いがなかった。白金は期先2限月が続落。終値は、17年10月先ぎりが3円安の3465円、ほかは8月きりの3円安を除き、4~75円高。高寄りした後はもみ合う場面があったものの、取引中のNY相場の軟調推移を背景に、期先は売りに押された。パラジウムは49円安~3円高。当ぎりと4月きりは約定されなかった。