金 4,583円 (-24)

プラチナ 3,653円 (-86)

12/15、ニューヨーク市場の金相場は米連邦準備制度理事会(FRB)が予想外に利上げに前向きなタカ派的だったことを受けて1%以上下落し、10カ月半ぶり安値を付けた。FRBの利上げペース加速観測を背景に、米国債利回りは上昇し、ドルを14年ぶり高値に押し上げた。金現物は2003GMT(日本時間午前5時03分)時点で1.2%安のオンス当たり1130.72ドル。一時1122.35ドルと、10カ月半ぶり安値を付けた。米先物2月きりの清算値は2.9%安の1129.80ドルだった。ABNアムロのアナリスト、ジョルジェット・ベール氏は、「FRBは予想よりもタカ派的で、ドル高が再燃した」と指摘。「米国債利回り上昇とドル大幅高の組み合わせは、金相場にとっては最悪だ」と話した。キャピタル・エコノミクスの主任商品エコノミスト、キャロライン・ベイン氏は、「米国債短期利回りのこのところの動向は、金相場の一段安を示唆している」と明言。一方で、「実質金利上昇はインフレ期待の上昇を反映している場合、金相場にとっては必ずしも悪材料ではない」との見方を示した。金相場は既に、米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利し、ドル高や株などリスク資産の急伸を招いて以降、急落している。世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・シェアズGLDの金保有高は11月半ばから10%減少した。UBSウェルス・マネジメント・リサーチは、「われわれの見方では依然、FRBの利上げは2017年内に2度だが、利上げペースが一段と加速するリスクも認めている」と指摘。向こう3カ月の金相場見通しを1100~1250ドル、12カ月見通しを1350ドルから1300ドルに引き下げた。東京貴金属の金相場は反発。終値は、中心限月2017年10月先ぎりが前日比17円高の4296円、ほかが13~23円高。日中立ち会いは、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ決定を受け、為替が大幅な円安・ドル高に振れたことから、買いが先行して始まった。その後、円相場の引き緩みと、取引中のニューヨーク金先物相場の水準切り下げの強弱両材料が綱引きとなる中、もみ合いが続いた。東京ゴールドスポット100は、23円高の4325円。銀は期先3限月が小じっかり。白金は3営業日続伸。円安を背景に高寄りした後、NY相場の下げ幅縮小や円の軟化を眺め、上げ幅を拡大した。終値は、17年10月先ぎりが58円高の3500円、ほかが45~58円高。パラジウムは堅調。