金 4,627円 (+25)

プラチナ 3,587円 (-12)

11/24、ニューヨーク市場の金相場はドル指数が約14年ぶり高水準に上昇したことに圧迫され、下落した。良好な米経済指標を受け、連邦準備制度理事会(FRB)の12月利上げ観測が強まった。11月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、FRB当局者らは経済が利上げを裏付けするほど十分強いとの自信を示している。金現物は1918GMT(日本時間午前4時18分)時点で、0.4%安のオンス当たり1183.20ドル。オーバーナイトでは1180.99ドルと、2月8日以来の安値を付けた。米市場の先物は0.4%安の1183.20ドル。米市場は感謝祭により休場となっており、商いは薄かった。金現物は米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利した直後に付けた1337.40ドルの高値から、12%近い大幅安となった。ジュリアス・ベアのアナリスト、カルステン・メンケ氏は「トランプ氏の勝利は金融市場での長期に及ぶリスクオフをもたらすとの観測は、今や成長とインフレの加速を招き、利上げを伴うとの見方に取って代わった。これは金相場にとって弱気シナリオだ」と分析した。その上で「少なくとも目先、ドルと米国債利回りが値固め局面入りする。金相場は若干支援を得られよう」と予想。だが、「投資家が現物を継続的に売る大きなリスクがある」と警戒した。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの持ち高は23日が891.57トンで、前日から1.47%減。今月に入って持ち高は5%以上の減少となった。このところの強い米経済指標は、ドル高を招いており、ドル建ての金相場を圧迫している。米利上げにより金利の付かない金の保有コストが増加する見込みだ。CMEフェドウオッチによると、FRBの12月利上げの可能性はほぼ100%。ダンスケ銀行のシニア・アナリスト、イェンス・ペダーセン氏は「金相場にとっては非常に厳しい」とした上で、「相場のけん引役は、米金利の正常化が1カ月前の想定よりも速いと見られていることだ。ドルと米金利の上昇が金を圧迫している」と語った。最大の金消費国である中国の香港経由の純金輸入は10月が15.8%増となり、ここ3カ月で最も高い水準を記録した。東京貴金属の金相場は反落。終値は、中心限月の2017年10月先ぎりが、前営業日比40円安の4273円、他の限月は39~43円安。23日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場が、感謝祭前の整理商いに大幅下落したことを受け、日中立ち会いは手じまい売りが先行した。序盤は売りが先行し下押したが、売り一巡後は円相場の軟化が支えとなり、下げ幅を縮小、午後はもみ合った。東京ゴールドスポット100は43円安の4294円で取引を終えた。銀はNY銀安を受け反落。50銭~4円40銭安で終了した。白金も反落。中心限月の17年10月先ぎりは31円安の3337円、他の限月は27~34円安。日中立ち会いはNY安を受けた売りが先行し、その後もおおむねマイナス圏でもみ合った。パラジウムは売り物が薄い中での小口の買いに、44~123円高で取引を終えた。