金 4,601円 (+41)

プラチナ 3,553円 (+34)

11/15、ニューヨーク市場の金相場は4営業日ぶりに反発。トランプ次期米大統領の経済政策をめぐる不透明感が背景。トランプ氏は国内投資を増やす考えを示している。この政策はインフレ率を高め利子を生まない金塊への需要を減らす可能性があるが、市場は次期大統領の政策に関するより詳細な情報を求めている。金現物は米東部時間午後2時33分(1933GMT)時点で0.29%高の1オンス=1223.41ドル。前日は6月3日以来の安値となる1211.08ドルまで下落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は0.2%高の1224.50ドル。ETFセキュリティーズの商品ストラテジスト、マーティン・アーノルド氏は「米国の政策に関する発言は多くあったが、詳細は示されておらず、どのようになるかわからない。それは金にとっては肥沃(ひよく)な土壌だ」と指摘。政治的・経済的に不透明な時期では投資家は金などの安全資産を買い求める傾向がある。ドル指数は100超の水準を維持し、11カ月ぶり高値を付けた。米国債相場はほぼ変わらずで、利回りは数カ月ぶり高値近辺。HSBCセキュリティーズのチーフ金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「金市場は少し一服している。リスクオンが終わったとは納得していないため、1230ドルを超えると刈り取られる」と説明。「デッド・キャット・バウンス(大幅下落後の一時的な反発)のようにみえるが、そのように判断するのは時期尚早だ」と語った。金はトランプ氏勝利後、ドル高と米国債利回りの上昇が響き、11月9日の高値1337.40ドルから9%近く下げている。15日発表された10月の米小売売上高は予想より大幅な増加となり、経済の力強さの持続を指し示した。米連邦準備制度理事会(FRB)が来月利上げすることが可能な状況かもしれない。東京貴金属の金相場は反発。終値は、中心限月の2017年10月先ぎりが前日比42円高の4236円、他の限月は41~46円高。週明け14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は下落したが、米長期金利の上昇を受けて円相場が対ドルで軟化したことから、日中立ち会いは手じまい買いが先行した。買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、伸び悩んだ。東京ゴールドスポット100の終値は46円高の4257円。銀は期先2限月のみ約定し、まばらの売りに小安く取引を終えた。白金は反発。中心限月の17年10月先ぎりは40円高の3273円、他の限月は36~46円高。円相場の軟化を受けた買い戻しに堅調に始まり、取引中のNY白金相場の上昇を眺めて水準を切り上げて取引を終えた。パラジウムは売り物が薄い中、NY相場の上昇と円安を受けた買いに30~291円高と急伸。先ぎりは継続足で昨年11月以来、1年ぶりの高値2385円で取引を終えた。