金 4,634円 (-12)

プラチナ 3,610円 (-30)

11/10、ニューヨーク市場の金相場はドルの対円相場が3カ月半ぶり高値に上昇したのを受け1%超下落した。市場では、米大統領選でのトランプ氏勝利や同氏の政策が経済成長に及ぼす影響について観測をめぐらせている。トランプ氏は、インフラ建設や大規模な減税を打ち出しているが、財政赤字の拡大を招き、金相場を支援する可能性があるほか、予想されていた12月の利上げに疑問が生じている。同氏は、経済成長押し上げも約束しており、これにより、ドル高が進みドル建ての金相場が下落する可能性もある。金現物は米東部時間午後3時(2000GMT)時点で、1.5%安の1オンス=1258.90ドルを付けた。これは10月18日以来最低。先物12月きりの清算値は0.6%安の1266.40ドル。ダンスケ・バンクの上級アナリスト、ジェンズ・ペダーセン氏は「市場は全般に、トランプ大統領が財政支出を増やし、成長を押し上げるとの筋書きを買い、はやしている」と語った。急伸した世界の主要株式市場は幾分勢いを失い、米国債利回りは、トランプ氏の財政政策の下でインフレが再燃するとの懸念から続伸した。一方、同氏は国際貿易協定について破棄または再交渉を約束しているが、そうなれば保護主義が台頭する可能性がある。金相場は9日、トランプ氏勝利の発表を受け約5%急伸し、6週間ぶり高値を付けた。ただ、その後は値を消した。ゴールドマン・サックスのアナリストらは報告で、ポートフォリオ形成の観点から、不透明感を背景に金への資金割り当てが正当化されるものの「戦術的な見通しはまちまちだ」と分析した。東京貴金属の金相場は続伸。終値は、中心限月2017年10月先ぎりが前日比32円高の4335円、他限月は17~35円高。日中立ち会いは、円相場の下落を受け、買い先行で始まった。その後も、取引中のニューヨーク金の上げ幅拡大を眺めて上伸した。先ぎりは夜間取引で一時4351円と、9月15日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。東京ゴールドスポット100は23円高の4353円。銀は期先3限月が60銭~2円60銭高。白金は円安を映して反発。終値は、17年10月先ぎりが58円高の3370円、ほかは44~77円高。パラジウムは期先3限月が96~140円高で引けた。