金 4,646円 (+39)

プラチナ 3,640円 (+11)

11/9、ニューヨーク市場の金相場は序盤に急伸した後、値を消して小幅安となった。米大統領選で共和党候補のトランプ氏による和解を訴える勝利演説を受け、ドルが持ち直したことも圧迫材料。トランプ氏が民主党のヒラリー候補に勝利したことが明らかになると、金は約5%高の1オンス=1337.40ドルと6週間ぶり高値を付けた。トランプ氏勝利は市場ではサプライズとなり、安全資産とされる金などの買いを誘った。ただ、ドルが持ち直すとともに米株価が大幅高となり、米国債利回りが数カ月ぶりの高い水準に達したことで、金は売られ1280ドルを下回った。金現物は午後2時38分(1938GMT)時点で、0.2%安の1オンス=1272.40ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物12月きりは、0.1%安の1273.50ドル。出来高は78万5000枚と、1980年以来の高水準。三菱商事インターナショナルのアナリスト、ジョナサン・バトラー氏は「トランプ氏は今朝の勝利演説で、極めて懐柔的で大統領にふさわしいと受け止められるよう何とか努めていた」と指摘。「演説は市場を落ち着かせ、ドルを押し上げ金の上値を消した」と分析した。さらに、「トランプ氏の勝利は依然、基本的に金には強材料だ」と述べた。UBSウェルスマネジメント・リサーチはリポートで「トランプ氏が、長期的に米経済の成長を後押しするか、打撃を与えるかを予測するのは時期尚早。一方で、政策の不透明さは金にとって支援材料だ」と指摘、目先6~12カ月の相場見通しを1350ドルとした。東京貴金属の金相場は反発。終値は、中心限月2017年10月先ぎりが19円高の4303円、ほかが17~32円高。日中立ち会いは、前日のニューヨーク金先物相場が続落したことを眺め、売り先行で始まった。その後、米大統領選の開票の状況に左右された為替相場の乱高下に方向感を欠いたが、トランプ氏の優勢が伝えられたことでNY金が上昇し、東京も水準を切り上げた。東京ゴールドスポット100は、24円高の4330円で取引を終えた。銀はまちまち。白金は円高に押され反落。17年10月先ぎりが45円安の3312円、ほかが24~67円安で終了した。パラジウムは期先が軟化。