金 4,518円 (+30)

プラチナ 3,392円 (+20)

10/18、ニューヨーク市場の金相場はドル安を背景に上昇した。ただ、米大統領選への懸念後退や米連邦準備制度理事会(FRB)の12月利上げ観測が、金相場を今後も圧迫する可能性がある。米東部時間午後2時49分(1849GMT)時点で、0.6%高の1オンス当たり1262.84ドル。200日間移動平均をやや下回った水準で推移した。米市場の先物は0.5%高の1262.90ドル。ドル指数は0.3%安となり、ドル建ての金に割安感が生まれた。一方、9月の米消費者物価指数(CPI)は上昇を示し、安定的にインフレ圧力が高まっていることを示唆。FRBの12月利上げ路線を裏打ちした格好だ。CMEのフェドウオッチによると、12月のFRB利上げの可能性は約70%。米利上げは金相場の圧迫要因となる。INGの商品ストラテジスト、ウォレン・パターソン氏は「12月のFRBの金融政策決定待ちだ。今後1カ月程度は、それほど下落しないだろう」と予想。「米大統領選で民主党候補のヒラリー・クリントン氏が勝利するという楽観も増している」と話した。トレーダー筋によると、米大統領選への懸念後退で、ファンド筋が投機的なポジションを減らしている。一方、金の上場投資信託(ETF)に対する投資家の関心が高まっており、投機的資金の流出を打ち消している。金ETFの持ち高は5743万3000オンスで、9月15日以降では2%以上増加した。シンガポールで行われた会合で、ロイター通信が参加者を対象に行った調査では、2017年10月までに金相場は1350ドルに上昇するとの見通しが示された。現物需要の高まりが、FRB利上げの影響を打ち消すとみている。英商品取引大手サクデン・フィナンシャルはリポートで、「今後数四半期で世界経済見通しは大幅に悪化し、金の投資需要は著しく増加する」と予測。一方、「金の投資需要を押し上げる共和党候補のドナルド・トランプ氏が大統領になるシナリオと、資金逃避先としての金需要を減退させるFRBの12月利上げ観測のはざまで、地合いは不安定だ。年内、相場の変動は高まると予想している」との見方を示した。東京貴金属の金相場は総じて小幅続伸。終値は、中心限月2017年8月先ぎりが前日比4円高の4194円、ほかが10月当ぎりの5円安を除き、1~6円高。日中立ち会いは、対ドルでの円相場の上昇を受け、反落して始まった。その後、ニューヨーク金先物相場が上昇したほか、円相場の軟化を背景に買いが集まり、プラス圏に切り返した。東京ゴールドスポット100は、5円安の4196円。銀は小動き。白金は小幅まちまち。中心限月の17年8月先ぎりは1円安の3155円、ほかが1円安~5円高で大引けた。NY相場安と円高を映し、安寄りした後、円の引き緩みを眺め値位置を戻した。パラジウムは期先2限月が軟調。