金 4,674円 (+9)

プラチナ 3,684円 (+5)

9/14、ニューヨーク市場の金相場は5営業日続落した後、上昇に転じた。ドルが通貨バスケットに対し下落したのが背景。市場は、米利上げ時期に関する手掛かりを待っている。金現物相場は米東部時間午後3時(1900GMT)時点で、0.4%高の1オンス=1323.50ドル。13日には1週間超ぶりの安値となる1315.27ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は、0.18%高の1326.10ドル。米連邦準備制度理事会(FRB)が来週利上げするとの見方は後退し、ドルを圧迫している。ドルが下落すると他通貨の保有者にとって金が割安になる。ナティクシスのアナリスト、バーナード・ダーダー氏は「全体像としては米利上げがある。金にとって最大の要因となろう。よって短期的には市場は米国の統計に注目することになる。金を保有する機会費用が全てだ。金利が上昇すれば、利子を生まない金を保有する費用がより高くなる」と説明した。CMEフェドウオッチによると、市場はFRBが20~21日の政策会合で米政策金利を引き上げる確率について、わずか15%と予想している。現在は、利上げが米大統領選後の12月になると予想する向きが多い。ゴールドマン・サックスは、12月利上げの確率を40%とみている。ニューヨークのバンエック・インターナショナル・インベスターズ・ゴールドファンドのポートフォリオマネジャー兼ストラテジストのジョー・フォスター氏は「2016年中のいかなる利上げ決定も結局は金融・経済リスクを増やす判断ミスとみなされるだろうとわれわれは考える。ただ、当面は利上げ予想や、それに伴ういかなる米ドル高も金相場を抑え得る」と語った。UBSウェルスマネジメント・リサーチは、金の3カ月間の価格レンジを1オンス=1275~1425ドルで据え置いたが、6、12カ月後の予想価格を1350ドルに引き上げた。UBSは、高水準の買い持ち投機的ポジションなどを踏まえれば、金は短期的には下落しやすいと予想した。テクニカル分析では、最初の上値抵抗線が21日移動平均に近い1330ドル付近。MKS・PAMPグループのシニア貴金属ディーラー、アレックス・ソーンダイク氏は「金は重要な1300~1310ドルのサポート領域に近づいている。英国の欧州連合(EU)離脱による上昇以来、この支持線を非常によく持ちこたえており、短期的にはトレーダーの主要な焦点となるだろう」と話した。東京貴金属の金相場は4営業日ぶり反発。終値は、中心限月の2017年8月先ぎりが前日比19円高の4349円、他の限月は17円~22円高。前日のニューヨーク金先物相場が、米早期利上げへの警戒感から下げたため、日中立ち会いは弱含みで始まった。しかしその後は円相場が軟化したことから買い戻され、プラス圏に浮上。取引中のNY金の持ち直しも手伝い、終盤にかけて強含みで推移した。東京ゴールドスポット100は16円高の4367円で終了した。銀はまちまち。70銭安~20銭高で終了した。白金は続落。中心限月の17年8月先ぎりは21円安の3433円、他の限月は20~31円安。13日のNY白金相場の下落を眺めて売られた。寄り後は円相場の軟化や取引中のNY白金相場の上昇を背景に買い戻され、下げ幅を縮めた。パラジウムは11円安~3円高で終了した。