金 4,710円 (-4)

プラチナ 4,035円 (0)

8/9、ニューヨーク市場の金相場は小幅上伸した。対通貨バスケットでドルが下落したことや、世界経済の見通しに対する懸念が背景。米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利上げ観測以上に材料視された。5日に発表された米雇用統計が予想を上回る内容で、FRBが年内の利上げに踏み切るとの観測が高まったことが圧力となり、金は8日に1週間ぶり安値に沈んだ。シティグループのストラテジスト、デービッド・ウィルソン氏は「年内の利上げを見込む向きもあるが、金の保有を正当化するのに十分なリスクがある」と指摘した。米労働省がこの日発表した4~6月期の非農業部門の労働生産性が弱い内容となったことで、米経済の成長ペースが予想ほど速くない可能性が示された。金現物は米東部時間午後2時57分(1857GMT)時点で、0.4%高の1オンス=1340.47ドル。これより前には1330.03の安値を付けた。一方、ニューヨーク市場の金先物12月きりの清算値は0.4%高の1オンス=1346.7ドル。TDセキュリティーズのシニア商品ストラテジストのマイク・ドラゴジッツ氏は「米国債市場を見ると、利回り若干低下している。ドルもやや下げ、S&P500種の高値付近では幾分売りが出たことで、金保有の魅力がやや高まっている」と分析した。東京貴金属の金相場は総じて小反発。終値は、2017年6月先ぎりが前日比3円高の4371円、ほかが10月きりの1円安を除き2~5円高。日中立ち会いは、8日のニューヨーク金先物相場高や円相場の緩みを受け高寄りした。その後、NY金が水準を切り下げたことから、東京市場は上げ幅を削り、この日の安値で取引を終える限月が相次いだ。東京ゴールドスポット100は、5円高の4391円。銀は期先2限月がともに20銭高で取引を終えた。白金は小反発。NY相場の上昇や円の緩みを映し、買いが先行して始まった後、NYの軟化になびき伸び悩んだ。終値は、17年6月先ぎりが8円高の3747円、ほかが4~10円高。パラジウムは8月当ぎりと2月きりを除き17~37円安で終了した。