金 4,771円 (+33)

プラチナ 3,851円 (+54)

7/11、ニューヨーク市場の金相場は強い内容の米雇用統計や主要中央銀行の一段の金融緩和見通しを受けて株高となり、ドルも堅調となったことから続落した。一方で、英国の欧州連合(EU)離脱への懸念が金を下支え。金相場は前週付けた2年ぶり高値から20ドル安程度のレンジを保っている。米東部時間午後2時31分(1831GMT)時点で0.8%安の1オンス=1355.50ドル。前週には2014年3月以来の高値となる1374.91ドルとなった。ニューヨーク市場の金先物8月きりの清算値は0.1%安の1356.6ドル。サクソ・バンクの商品調査部門責任者オーレ・ハンセン氏は、「米国債金利の上昇と予想を上回った雇用統計で、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ期待が浮上した」と指摘。一方で、雇用統計後の急落から値を戻したことから、投資家は「安値拾いの機会を探っている」との見方を示した。米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は米金利が低すぎるとした上で、連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ支持を再開する意向を示唆した。金相場は米金利動向に極めて敏感。金利上昇は金利の付かない資産である金の所有コストを高める一方、ドル上昇を招き、ドル建ての金を圧迫するのがもっぱらだ。ロジック・アドバイザーズの共同創業者、ビル・オニール氏は、「きょうはリスク志向の強まった日だった」と指摘。「英EU離脱問題はそれほど重く見られなかった。新首相も決まり、物事は若干改善している」と話した。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに反発。終値は、2017年6月先ぎりが前週末比64円高の4429円、他限月は64~68円高。日中立ち会いは、8日のニューヨーク金先物相場が、東京の大引け時に比べ水準を切り上げたほか、円安を映して強気買い先行で始まった。その後、NYはやや伸び悩んだが、円安進行が材料的には勝り、価格帯を徐々に引き上げながら高値圏でもみ合った。東京ゴールドスポット100は66円高の4453円。銀は2円~3円10銭高。白金はNY高や円安を受け反発。終値は、17年6月先ぎりが77円高の3559円、ほかは72~76円高。パラジウムも、30~56円高と堅調に引けた。