金 4,745円 (-9)

プラチナ 3,751円 (+7)

7/5、ニューヨーク市場の金相場は5営業日続伸。1オンス=1350ドルの水準を上回り、2年ぶり高値圏で推移した。弱い中国経済指標や、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる懸念も、資金の逃避先とされる金への投資意欲を高めた。イングランド銀行(BOE、英中央銀行)がEU離脱の経済的リスクを改めて警告、米製造業受注も振るわなかったことで、リスク回避姿勢が強まった。金現物は米東部時間午後2時11分(1811GMT)時点で、0.4%高の1355.51ドル。ニューヨーク市場の金先物8月きりは約1.5%高の1358.70ドル。シカゴに拠点を置くRJオブライエンのシニア商品ブローカー、フィリップ・ストライブル氏は「安全資産への需要が増加している。多くが世界的な金融緩和が続くとみている」と指摘。「特に歴史的な低金利を踏まえれば、金相場は現在、良い位置にある」と語った。欧州株は1.5%安と、5日ぶりに反落。各中銀が英EU離脱による景気下振れを緩和させるため、景気刺激策に踏み切るとの観測が浮上したが、株価下支えには至らなかった。MKSのトレーディング部門責任者、アフシン・ナバビ氏は「市場は非常に神経質だ」とした上で、「金や銀が買われる背景となっている」と話した。一方、一部のアナリストは、英EU離脱の衝撃は世界経済の「ゲームチェンジャー」にはならないとの見解を示している。キャピタル・エコノミクスのアナリストはリポートで、「英国の経済回復はEU27カ国との将来的な関係不透明感の高まりにより、おそらくは低迷するだろう。しかし、ポンド安で競争力が高まり、他の政策措置と併せて、衝撃は吸収される」と分析した。東京貴金属の金相場は3営業日ぶり反落。終値は、中心限月2017年6月先ぎりが前日比54円安の4386円、他限月が50~54円安。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物相場の下落を映し、手じまい売りが先行して始まった。その後、円相場の上昇やNY金相場の軟化を眺め、下げ幅を拡大した。東京ゴールドスポット100は、53円安の4407円。銀は反落。前日まで急伸した後を受け、手じまい売りが優勢となり、12月きりの30銭高を除き、50銭~2円60銭安で取引を終えた。白金はNY安と円の引き締まりを背景に、5日ぶり反落。終値は、17年6月きりが53円安の3448円、ほかが52~58円安。パラジウムは31~57円安。8月当ぎりは出合いがなかった。